映画『あの頃エッフェル塔の下で』「この世に女性がいなかったら“景色”が違うはず」石田純一さん、自らの恋愛論を語る
今週12/19に公開初日を迎えるアルノー・デプレシャン監督作『あの頃エッフェル塔の下で』の公開を記念しまして、同監督が20年前に撮った恋愛映画の金字塔『そして僕は恋をする』の特別上映を本日実施しました。両作品とも恋愛に生きる男女を描いたフランス映画ということもあり、上映前に石田純一さんに恋愛について語っていただきました。トークショー後には映画のタイトルにちなんで、エッフェル塔をトリコロールに彩ったフラワーアレンジメントと共に写真撮影を行いました。
実施日時:12月14日(月) イベント開始18:45〜 Bunkamuraル・シネマにて
■『あの頃エッフェル塔の下で』の感想
二人の初恋を描いているのですが、恋をすることでもろくなってしまう。そのもろさがすごく切ない。
でも僕にとって、それは恋愛をしない理由にはならないですね。(遠距離恋愛をしている二人なので)短い不在は良いのだけれど、長い不在は恋を滅ぼすんだよ。とってもかわいらしい恋愛の映画ですよ。
■初恋の想い出はありますか。
10代の頃、11年間おなじ人を好きでした。僕にとっての青春のマドンナ。僕は本当にまだ子供で、女性ってプロというと言い方がわるいけれど、男はアマチュアですよね。結局、ふられました。女性は「絶対きれいになってやる」とか思うでしょ。僕も「いつか認めてもらいたい」と思っていました。ドラマに出るようになって、「もったいないことした」って思ったと言ってくれて、すごくうれしかったな〜
■恋愛をしない昨今の若者へアドバイス
恋愛ってどうしても人を傷つけるし、傷つくもの。逃げ腰になって引く気もわかる。でもそれだけに、恋愛している時の喜びはすごいんだよ。男はどうしたって度胸がないんだよ。だから、女性からわかりやすいサインを出してほしいな。一度一緒に会ったら、「もう一度会いたいです」とはなかなか言えないと思うけれど、「またご飯を連れて行ってほしいとか行ってほしい」なんて言ってくれたら嬉しいよね。
■石田純一さんにとって恋愛とは?
僕にとって恋愛とは「不可能を信じること」。奇跡を信じること。恋愛ほどすてきなものはない。この世に女性がいなかったら、“景色”がちがうはず。自分たちの歴史を作ってほしいな。