映画『猫なんかよんでもこない。』つるの剛士、山本透監督、原作者・杉作先生が『猫よん。』を熱く語る!!「ちちぶ映画祭2015」クロージング・セレモニー舞台挨拶
<30万人が泣いた>実話を基にした、猫好きの、猫好きによる、猫好きのための大人気コミック「猫なんかよんでもこない。」(杉作 著/実業之日本社)が“奇跡”の実写映画化!2016年1月30日(土)より全国公開となります。
西武鉄道株式会社主催により、≪風光明媚な秩父の魅力と映画の芸術性・娯楽性の融合・交流(ふれあい)≫をテーマに独自のポジションを確立し、本年度第3回を迎える≪ちちぶ映画祭2015≫。昨年までの短編コンペティション中心のプログラムから、秩父ゆかりのよりメジャー感溢れる話題作/注目作を中心に大きくスケールアップした本映画祭の記念すべきクロージング上映作品に本作『猫なんかよんでもこない。』が選定され、映画祭最終日となった11月15日(日)、本作の≪最速お披露目上映≫も兼ねたクロージング・セレモニーが開催。出演者のつるの剛士さん、原作の杉作先生、山本透監督が登壇いたしました。
『猫なんかよんでもこない。』 ちちぶ映画祭2015クロージング・セレモニー 事後レポート
■実施日:11月15日(日)
■会場: 秩父歴史文化伝承館(埼玉県秩父市熊木町8-15)
■登壇ゲスト: つるの剛士さん/山本透監督/原作者・杉作先生
若林久さん(西武鉄道株式会社 代表取締役社長)
■映画祭公式サイト: http://www.chichibufilmfestival.com
「大人が泣ける漫画」として男女を問わず人気を博している元ボクサーの漫画家・杉作による原作を、風間俊介を主演に迎え、山本透監督がメガホンを取り“奇跡の”実写映画化!冴えないダメボクサーと2匹の猫の日常を描いた『猫なんかよんでもこない。』が来年1月30日(土)の全国公開に先駆け、ちちぶ映画祭2015にて最速お披露目上映!まさにプレミア感たっぷりのクロージング・セレモニーの舞台挨拶に、つるの剛士さん、原作の杉作先生、山本透監督が登壇しました。
満員となった会場の様子に感無量といった表情の山本監督は、はじめに「まだ関係者しかみていない作品。今日この場所で皆さんにご覧いただけることがすごく嬉しいですし、緊張しています。今までにない“新しい猫映画”をお見せできるのではと、手応えを感じています。」と挨拶。続いて杉作先生が「原作を描いた杉作です。こんばんはっす。映画となると原作からは離れて監督と役者さんのものになるけれど、こうしてノコノコやってきました(笑)。」と元ボクサーらしいロックな挨拶をすると、会場からは笑いが。最後に「撮影は去年だったんですが、すごくアットホームで素敵な作品になっています。」と自信をのぞかせたつるのさん。しかし、「今日初めてお会いした杉作先生のお兄さん役を演じたんですけど、イメージ通りの兄貴になっているか心配で。杉作先生にダメ出しされたらどうしようかと(笑)」と不安があった事も明かしていました。
つるのさんは、学生時代に西武線沿線に住んでいたそうで、秩父はデートスポットのひとつだった事を告白。つい先日も家族で訪れたといい「学問の神様が祭られている秩父神社(映画祭のもう一つの会場)に参拝してきたので、少し頭が良くなった気がします(笑)」と“秩父”効果へ期待をよせている様子。山本監督も秩父には深い縁があるそうで、「助監督時代に1ヶ月ほど(秩父)合宿を経験しましたし、『キズモモ』(08)という作品も、ほぼ全編を秩父で撮影しています。」と当時のエピソードを明かす一方、秩父初体験の杉作先生は「山がいっぱいあっていいところだな〜」とのんびりとした感想を述べ、会場を沸かせていました。
この作品にふさわしく猫好き男子である3人。中でも芸能界随一の猫好きとして知られているつるのさんが、「猫好きだからキャスティングされたって噂があるんですが…」と監督に問い詰めると、監督は「それだけじゃないけど、それも理由の一つ。猫の抱き方からして普通の人と違うから素晴らしかった!」と猫好き俳優としての演技に太鼓判。「猫を飼っていて良かったです!」と安心した様子を見せたつるのさんが、さらに風間さんとの共演について「一緒に演技するシーンが多く、本当の兄弟の様に過ごせた事が嬉しかったです。風間さんも猫の扱いが上手なんですよ!」と振り返りつつ、「杉作先生と風間さんは、さっぱり感がよく似ていますね」と話すと、「どこも似ていませんよ…!」と照れた様子を見せた杉作先生。そんな杉作先生もつるのさんに対して、「バッチリの演技で、かつての自分の生活を色々思い出しましたね。画を描くのもとても上手で、ハッキリ言って、僕より上手い(笑)」と漫画家としても太鼓判を押していました。
「呼んでもこなかった(笑)!」と、主役猫の不在に残念そうな様子を見せた面々でしたが、杉作先生は「原作者が言っても説得力がないかもしれませんが、本当に心に刺さる良い作品にして頂けたと思います。映画化して頂けて、素直に嬉しいです。」と話し、つるのさんは「僕の子供たちも作品を先に見ているんですけど、食い入るように画面に引き込まれていました。チンとクロの成長物語でもあり、日常生活を描いたふんわりとした作品になっているので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。」映画をのよさをアピールしつつ、「僕にとって貴重な俳優業なので…監督、ありがとうございます(笑)!僕、犬も飼っているので、『犬なんかよんでもこない。』の時はまたぜひ…杉作先生に犬の漫画を描いていただいて…(笑)」と自身もしっかりPR。
最後に監督が「初めて原作を読んだのは3年ほど前で、ようやくそれを映像作品として皆さんに披露させて頂くところまで辿り着けたことに感慨深いものが有ります。少しでも気に入っていただけたらぜひ周りの方にも薦めていただけたら嬉しいですし、より多くの方に楽しんでいただけたらと思います。」とメッセージを贈り、映画祭と観光地・秩父が一体となって互いのその魅力・楽しさを発信する本映画祭にふさわしい、笑いと感動のフィナーレを迎えました。