仰天!遺産相続の裏側 映画『パリ3区の遺産相続人』公開記念イベント
本作の公開を記念いたしまして、他人から総資産15億円を相続したことで話題沸騰のカスタネット芸人・前田けゑをゲストに迎えた公開記念イベントを実施いたしました。
【日時】:11月10日(火) 18:30〜
【会場】:ユーロライブ(渋谷区円山町1-5KINOHAUS 2F)
【登壇者】:前田けゑ
映画のイベント初登場となった前田は登壇早々、本業のカスタネット芸を披露。独自のリズムに乗せた芸に、観客からは歓声が沸いた。映画を観た感想について前田は「映画を観て、遺産を相続した当時の事を思い出しました。リアルに感じましたね。」と振り返り、他人から15億円の遺産を相続した経緯について詳しいことが語られた。「僕の祖母の友達に跡取りが欲しいお婆ちゃんがいたんです。そんな跡取りが欲しいお婆ちゃんと祖母と僕で3度目の食事の際にいきなり跡取りがほしいお婆ちゃんが僕に「養子になってほしい」と。。。その直後、僕はそのまま区役所に行って養子になりました(笑)。最初は渋ったんですが、二人のお婆ちゃんに押されてしまいました。2時間の会食でお婆ちゃんがしゃべりっぱなっし。ニコニコ聞いてただけなんですけど。お婆ちゃんからは、墓と伊藤という苗字を守ってくれと言われました。亡くなっていきなり15億円の遺産を目の前にして、真っ白になった。」と振り返った。
前田はこの名古屋のお婆ちゃんに15億の遺産があることを知らず、単純にお婆ちゃんを大切に思い、子供として親身に接していたようで「最初は月1回顔出す程度が“早く家に来てくれと言われ”ずっと顔を出すようになった。痴呆が出たときは、ずっと一緒に生活してましたね。月・火・水・木は名古屋、金・土・日は東京で仕事が何年か続きました。最後の方は毎日2時間ドライブしてました。今になればそれが貴重な思い出です」と楽しい思い出の数々を披露。
それでも話を聞くだけでは、まるで夢物語のように聞こえると振られると「それはしょうがないし、実際に相続したらこうなるよということを僕は世の中に言わないといけないですよね。15億円の遺産を相続したら、税金を5億円はらわないといけなかった。15億の延滞税は1日2万円。貯金が10万円しかないので、大変でしたよ。いろんな人の意見を聞いて、2〜3年は勉強しました」とその苦労を話し、「初めて話すんですけど、名古屋のお婆ちゃんのところに僕が養子に入る前に、養子入りしようとした人がいたんですが、その人が2億円使い込んで、追い出されてたんです。僕がお婆ちゃんの遺産を相続した後、その人からの攻撃はすごかったですよ!車のミラーは必ず折れてました!」と明かし、ドラマのようなエピソードに会場からは驚きの声が上がった。
最近はこの遺産相続エピソードでファンも増えたようで「分厚いファンレターが来るようになって、読み進めると最後に口座番号が書いてあったり、500万振り込んでくれと書いている手紙もありました。あとお金を貸してくれとも言われるようになって、こういう人には遺産相続はないんだろうなと思いますね」と話し、「きれいごとじゃないけど、遺産を目の前にして冷静でいられるかが大事。やっぱり、人と人のつながりが大事ですよ」と呼びかけた。
最後に「お金より人の心のつながりをわからせてくれる、素晴らしい映画だと思います。」とPRした。
本作は主人公マティアスが父親の死後、遺産相続によって手に入れた豪華なアパルトマンを舞台に、知られざる家族の歴史と対面していくヒューマンドラマ。
映画『パリ3区の遺産相続人』は11月14日(土)よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショー。