“まだら鬼”の異名を持つコワモテの剣豪・斑目久太郎と、白猫・玉之丞のツンデレな関係が多くのファンの心を捉えて離さない癒し動物時代劇「猫侍」のついに劇場版第2弾が完成!
大勢のファンが待った「猫侍 南の島へ行く」が遂に9月5日に初日を迎えました。

■9月5日(土) 場所:シネマート新宿 スクリーン1 (新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル)
※登壇者:北村一輝、LiLiCo、玉之丞(あなご)、渡辺武監督、ニャンまげ

コワモテの剣豪×猫×癒しの異色コラボで人気沸騰中の「猫侍」の劇場版第2弾が、ついに公開初日を迎えました。東京・シネマート新宿では、北村一輝さん、LiLiCoさん、渡辺武監督、あなごによる舞台挨拶が行われました。

 スーツ姿の北村と、チューブトップのロングドレス姿で登壇したLiLiCo。MCからどの劇場も概ね満員との吉報を受けた北村からの第一声は、「こんな映画でどうもすいません!」と、まさかのお詫び。「ゆるいゆるいと言っていた作品ですが……」と、ひたすら下手に出て、渡辺監督も「馬鹿な映画ですいません!」と、北村ともども頭を下げました。

 そんな中でLiLiCoだけは、「これは映画『テッド2』を抜きますね。楽しみです」と、鼻息も荒く、ヒロインとして登場した劇中で久太郎からの“壁ドン”シーンがあったことにも「心の中で『ヒャッハー!』って気分でした。ただ、誰もジェラシーを燃やしてくれなかったんです。そんななか、あなごちゃんのお耳が逆立ってて、女としてのジェラシーが出ていて、あれが最高に気持ちよかった!」と、北村の胸元に収まっていたあなごへライバル心をむき出しにすることも。

 そこから、北村ににじり寄るLiLiCoは、「映画の宣伝もきょうでほとんど終わりなので、私へのこと本当のこと言っていいですよ。いま交際0日で結婚とかも流行ってるの知ってますし。言ってもらってから始まることもある」とプロポーズを迫る。
 
話が戻って、本作が昨年、米・ニューヨークで開かれた北米最大の日本映画祭『JAPAN CUTS 2014』に出品され北村は世界を魅了する業績を残した俳優に与えられる『CUT ABOVE Award for Excellence in Film』に輝いたが、その現地に赴いたときのことを渡辺監督は「アイドルみたいでしたよ」と、形容。北村も実際にその空気を感じたそうで、「空港についたときからすごくて、テレビで見るような感じで、誰か来るのかと思ったら、まさかだった。飛行機でヨダレをつけて寝てたから、写真がすごいことになってて(苦笑)。劇場では作品が大ウケで、同じタイミングで笑うんですけど、周りを気にしないからものすごい笑ってくれた」と、好感触だった思い出を話していた。

最後に北村は、「皆さん、映画楽しんで頂けましたか?(場内大拍手)。本当に緩いところのある映画ですが今の世の中、緩さがなくなって住みにくくなってる風潮があるように思います。その中、この緩さを楽しんで頂き、家族みんなに楽しんで頂きたいと思ってこの映画を作りました。計算された緩さです(場内爆笑)。是非、皆さん応援して下さい。身近な家族の方と観てほしいと思います」と、ここまでしっかり話していながら、あなごの毛が北村の鼻に入ってしまうというハプニングが発生し、そこで北村の鼻についた毛をとろうとここぞとばかり飛び出したLiLiCoに至っては、北村からタッチされた顔に猫アレルギーが出てしまい2人で壇上で苦しむという、珍しい光景が展開され、場内は温かい声援と拍手に包まれとてもハートフルな舞台挨拶となりました。