東宝東和配給にて、11月6日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国公開となる、映画『エベレスト3D』。
ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰、エベレスト。1953年に初登頂がなされて以来、世界中の登山家を魅了し続けるその山は、同時に地球上で最も生きるのが難しい場所でもある。標高8848メートルの山頂では風速は時速320㎞を超え、気温は零下26℃まで低下、気圧は地上の1/3。酸素の供給を受けずに長時間留まれば、肉体と意識の両方の機能は停止。まさに死の領域<デス・ゾーン>。本作は、1996年にエベレストで繰り広げられた実話を基に映画化され、登頂の夢をかなえるためエベレストへやって来た世界各国の登山家たちが、自然が猛威をふるう<デス・ゾーン>で生き残りを賭けた闘いに挑む姿を、3Dならではの圧倒的な迫力で映像化。その臨場感あふれる映像は、極限状況に置かれた人々の群像劇を緊張感満点に描き出す。出演者は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジョン・コナー役で注目を集めるジェイソン・クラーク、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール、『ミルク』でアカデミー賞にノミネートされたジョシュ・ブローリン、『アバター』のサム・ワーシントン。さらに、『イミテーション・ゲーム』のキーラ・ナイトレイ、TVシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でゴールデン・グローブ賞に輝いたロビン・ライトらハリウッド屈指の演技派たちが集結。ハリウッドの山岳映画史上、最もエキサイティングで最も壮絶なサバイバルを体感させる超大作が誕生した。

この度、第72回ベネチア国際映画祭が9月2日(現地時間)より開幕、同日に本作の記者会見が行われました。

【日時】 9月2日(現地時間) 
【場所】 イタリア ベネチア
【参加者】ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、エミリー・ワトソン、ジェイク・ギレンホール、
バルタザール・コルマウクル監督

ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、エミリー・ワトソン、ジェイク・ギレンホール、バルタザール・コルマウクル監督たちは、会見場所までボートに乗って優雅に登場!大勢のマスコミと観客たちに笑顔で応えました。

事実に基づく物語ということもあり、リアルを徹底的に追求する為、実際にエベレストでの撮影を行い、キャストたちにも登山を体験させたという本作。監督は「現実に基づけば基づくほど、リアルな映像が撮れる。できるだけ多くの映像をネパールで撮った。」といい、ジョシュは、「バル監督が我々をどんなことに巻き込んでいるか、撮影が始まる前は理解していなかった。”映画をリアルなものにしたいから、本物の環境で撮りたい”と言う監督は多いが、実際にそうする監督はほとんどいない。我々はできるだけ多くの“恐怖感”を実現したかったし、その為に自分たちが実際に経験しようとした。」とコメント、ジェイソンもまた「実際の現場に行かなければこの映画を作れなかったと思う。そこへ通うことは大変なことだった。すごい経験だったよ。」と振り返りました。

役つくりにおいて、ジェイクは「実際に起きたことを再現すると、そこには大きな責任が伴う。」と語り、ジョンは「役作りのためにできたことは、自分が演じる人の知り合いと話すこと、そして、できるだけ多くの真実を探ることだった。」とコメント。

過酷な環境での撮影に耐えたキャストたちについて、監督は「この作品には脇役はない。こんなにすばらしいキャストを集めることができて幸運だったよ。」と称え、エミリーは、「脚本が私に届いた時点では、共演者のほとんどはすでに決まっていた。みんな素晴らしかったし、仕事に行くのは楽しかった。」と明かしました。

監督は「山に近づくほど、その魅力を感じた。自分の核心に触れ一番リアルな自分が出てくる気がした。山は“野望”のようなものだ。」と明かすと、ジェイソンもまた「誰もが一度はエベレストを、自分の目で見るべきだろう。」というように、すっかり山に魅了された様子をみせました。

会見後は、装いを新たに華やかな姿でレットカーペットに登場、駆けつけた大勢のマスコミとファンからの大歓声に応えました。

当日は、映画祭のオープニング作品として上映も行われ、マスコミからは「コルマウクル監督は、映像効果の技巧と作り込まれた物語の見事な融合を成し遂げた。」「コルマウクル監督は非常に説得力のある世界を作り上げた。この映画の技巧は素晴らしい。」と絶賛の声が相次いでいることからも9月18日より公開となる全米公開に期待がかかっています。
また、これまでのオープニング作品はその多くがアカデミー賞の目玉作品となっていることから世界中から注目が集まっている本作。第70回は、アカデミー賞最多7部門受賞となった『ゼロ・グラビティ』、第71回はアカデミー賞作品賞含む4部門受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と同様に本年度のアカデミー賞を席巻する可能性も十分にあり、今後の動向に目が離せません。