江口洋介さん演じる主人公とその息子の“親子の絆”が印象的な本作。
天災、人災と何が起こるからわからない今、突然訪れる災害など想定外のことが起きた時に、自分や大事な人を守り、助けられるように、“防災の日”であるこの日を契機に、ひとりひとりが小さなことから“考える”こと、
関心を持っておくことの大切さを考えようと、本日ここ帝京中学校にて、特別防災訓練を実施させていただくことになりました。

永瀬さん、やべさんが登場すると、女子生徒たちからは黄色い悲鳴が上がり、防災についてわかりやすく学ぶため、クロスワードゲームを実施。
そして、ついに、江口さんと堤監督が登場し、手を振った瞬間、黄色い悲鳴がMAXに!!最後の写真撮影時には、ハイタッチしながら再度現れると、生徒のみならず、お母様方からも喜びの声が上がりました。

<映画『天空の蜂』 防災の日 特別防災訓練イベント詳細>
◆日程:9月1日(火)
◆場所:帝京中学校 蜂桜館
◆登壇者:江口洋介、やべきょうすけ、永瀬匡、堤幸彦監督
◆講師:鍵屋一(跡見女子大学教授)
※敬称略

=以下、詳細レポート=

MC:本日は、映画『天空の蜂』防災の日・特別防災訓練イベントにお集まりいただき、まことにありがとうございます。
今日は、防災訓練のために特別な講師の方にお越しいただきました。
跡見女子大学教授、鍵屋一先生です!

鍵屋一先生(以下、先生):おはようございます。今日は防災の日ですが、皆さん地震はどうして起きるか知っていますか?過去、大震災になるほどの大きな地震が30年に1回のペースでやってきています。今まで4回起こったことは5回目はどうなるか、いつ起こってもおかしくない状況です。日頃から考えることが大切。
まずは映像を見ていただきたいと思います。

<“防災について”の映像上映>

先生:今日は、少しでもわかりやすく防災について考えるために、クロスロードゲームに参加していただきたいと思います。また、一緒にゲームに参加してくれるゲストもいらっしゃっています!劇中、上空に取り残された男の子を助けに行く“守る人”代表としての自衛隊員を演じられたお二人、やべきょうすけさん、永瀬匡さんです!

やべきょうすけさん(以下、やべさん):おはようございます!こういった機会なので、皆さんと一緒に防災について学びたいと思います。今日はよろしくお願いします!

永瀬匡さん(以下、永瀬さん):おはようございます!僕も防災について、
自分だったらどんな行動をするか、強さや弱さも含め、知ることができたらいいなと
思います。よろしくお願いします。

先生:ありがとうございます。それでは、一緒に考えて参りましょう。
では生徒の皆様、クロスロードゲームを開始します!第一問!!

Q:「大地震で家が壊れたので、家族で小学校(避難所)に行くことにした。
大好きな大型犬のゴールデンレトリバーはどうする?」
A:「避難所に連れていく!」 YES or NO ?

<永瀬さん:YES、やべさん:NOへ移動、生徒の多数がYES>

先生:それではまず、永瀬さん、どうしてYESを選ばれましたか?

永瀬さん:家族なんで…連れていけないかもしれないですが。
なんとか一緒にいれる状態で、避難所の隅の方にいます!

先生:やべさんはいかがですか?

やべさん:家族の一員ですけど、避難所に動物アレルギーの方もいたら大変だなと…
ついてきたらしょうがないですけどね(笑)

永瀬さん:絶対ついてきますよ!

先生:では、生徒さんにも聞いてみましょうか。

YESを選んだ生徒:私も犬を飼っているので…

永瀬さん:やっぱりYESを選んでいる人の中にはペット飼っている方多いですよね!

先生:犬を飼っている人の気持ちもわかるのですが、やはり、避難所には犬が
ダメな方もいるので、自分の気持ちだけではなく、皆のことを考えることが大事です。
ただ、ペットのための動物救護所も設置されるので、預けることが可能です。

永瀬さん:そうなんですね!知らなかったです!

先生:それではもう1問、実施しましょう。第2問です!

Q:「友達と海で遊んでいるとき大地震!津波に備えて逃げようと言ったけど、
友達は大げさだよと逃げようとしない。」
A:「友達を置いて一人で逃げる?もう少し説得する?」
YES(逃げる?) or NO(説得する?)

<永瀬さん:YES、やべさん:NOへ移動、生徒の多数がNO>

先生:それではまず、永瀬さん、どうしてYESを選ばれましたか?

永瀬さん:自分自身の身を守りつつ…どうしても友達が動こうとしなかったら
一人で逃げちゃうと思います。

やべさん:一人よりも皆で考える方が冷静になれるのではないかと思うので、
もう少し説得したいなと。

先生:永瀬さん冷たいですね(笑)

永瀬さん:そんな!!

先生:いえいえ、永瀬さんが正しいんです!どうしてかと言うと、一人で逃げても、
間違いなく友達は後を追って一緒にきます(笑)

やべさん&永瀬さん:なるほど!

先生:もう少しゲームしたいところではありますが、クロスロードゲームは以上に
なります!ありがとうございました。

やべさん:改めて言われてみると“そうなんだ!”ってことがありましたね!

永瀬さん:動物救護所があるのは驚きました!知ることができてよかったです。

MC:鍵屋先生によるクロスロードゲームでした、ありがとうございました!
それでは、これからは映画「天空の蜂」に関するお話も伺っていきたいと思います。
やべさん、永瀬さん、鍵屋先生、どうぞ前のステージまでお越しください。
ここで、本日はさらにスペシャルなゲストにお越しいただいております!
映画「天空の蜂」、主演の江口洋介さん、そして堤幸彦監督です!

江口洋介さん(以下、江口さん):こんにちは。
先程から、校内ですれ違うたびに生徒の皆さんが元気な挨拶をしてくれて、
とても気持ちよかったです!今日は防災の日ということで伺いましたが、
9月1日、始業式の日でもあるので、皆さん、夏休みの宿題とか色々と
複雑な思いを感じている日でもあると思います(笑)。
本作はドキドキ、ハラハラのエンターテイメントでありながらも、その中で
いろんなことを考えられる作品です。今日は大切な防災について学びながら、
楽しい時間を過ごしたいと思います。

堤幸彦監督(以下、監督):こんにちは。今日は『天空の蜂』というアクションあり、
サスペンスありの作品を引っ提げてまいりました。
今日は防災についても触れながらお話できればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

MC:それでは、私から登壇者のみなさんへいくつか質問をさせていただきます。
本作を拝見しまして、非常に「防災」の根幹にあるテーマと近いなと感じました。
作品のラストから、強くそのようなメッセージを感じました。どのような想いで、
この作品の映画化に挑まれたのでしょうか。また、20年前に東野圭吾さんが書かれた
作品を今新たに映像化する際に、演出上、どういった点を特に意識されたのでしょうか。

監督:人間は自分がある場所にいると、その場所から見えることしか見えないんです。
いろんなことを多角的に見なきゃいけない時、じゃあ見えないものを見るには
どうしたらいいか、本作はそんなことも考えることのできる作品です。
現代で描くのは難しいところもありましたが、原作者である東野さんの込められている思いは
描くことができたかと思います。と、言いつつも内容は難しい作品ではなく、
エンターテイメント作品として楽しめる映画なので、ぜひ皆さまのような若い方々にこそ、
ご覧いただけると嬉しいです。