前2作が全世界で空前のメガヒットを記録し、映画史にその名を刻む超人気シリーズとなった『ハンガー・ゲーム』。ついに突入する最終章は、打倒・独裁国家パネムのシンボルとして立ち上がった主人公カットニスの想像を絶する運命を2部構成で描き出す。今世紀最強のSFアクション超大作シリーズ激動のクライマックスの火蓋を切る『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』に続いて、11月20日に全世界同時公開を迎える完結編『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』3作品による全米年間興収第1位レースが早くも話題となっている。

現地時間7月9日にアメリカ最大のポップ・カルチャーの祭典コミコン・インターナショナルにて本作のプレゼンテーションが行われた。参加者は、シリーズを通して世界中から愛されるキャラクターを演じてきたジェニファー・ローレンス(カットニス役)、リアム・ヘムズワース(ゲイル役)、ジョシュ・ハッチャーソン(ピータ役)、ウィロウ・シールズ(プリム役)、監督のフランシス・ローレンス、プロデューサーのニナ・ジェイコブソン。
この日は、第13地区からのビデオや、予告編が上映されると、会場であるコンベンションセンターのホールHに集まった約6,500人のファンから大歓声が上がった。会見の場が1年ぶりというジェニファーが何度か上手く応えられない場面があると会場から「I LOVE YOU JENNIFER」という声が掛かったりと本シリーズ最後のコミコンとあって、かつてない盛り上がりをみせた。また、アメリカでは非常に有名なトークショー・ホストであるコナン・オブライエンが司会を務め、終始和気あいあいとした雰囲気の中、進行した。

遂にシリーズ完結を迎える『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』の撮影最終日について「私たちみんなでハグして、子犬のように寝たのよ」とジェニファーが振り返るが、「私たちは親友よ。だからいつでもしょっちゅう会っているわ。でも一緒に演技をすることが無いのは、寂しいわ」明かした。また、気になるカットニスとゲイル、ピータの三角関係に話が及ぶとリアムが「ゲイルとピータにはキスシーンがあるかも」と言って会場を沸かせた。

—登壇者コメント—
Q:コミコンに参加しての感想
ジェニファー:今年がコミコン最後の年になるからみんな集まったの。すごい熱狂よ。コミコンのいいところは、ファンの愛情が直に感じられること。もう最後だからジョシュとリアムと一緒にすごく時間を思いっきり堪能しているわ。

Q:撮影最終日について
リアム:まだ撮影が終わっていないのに、みんなでハグしないと!感じた。
ジェニファー:私たちみんなでハグして、子犬のように寝たのよ。
『ハンガー・ゲーム』シリーズに出演したことで起きた私の人生の変化は、永遠のもので、カットニスは私の一部。だから、彼女(カットニス)にさよならと言うことは決してないと思うわ。

Q:前作のエンディングは衝撃的でしたが、今回は?
ジョシュ:ピータは、13地区にいる。前作でピータは、カットニスに対するサイコティックな武器にされた。今回、ピーターは リハビリをして、グッドガイになるんだ。
リアム:ついに、ミリタリー・オペレーションに深く関わる。ジェフリー・ライトのキャラクターと組んで、どのように奇襲をかけ、敵を罠にかけるかを考えるんだ。どうやってキャピタルを攻撃するかってね。

Q:ピータとゲイル、カットニスの三角関係は?
リアム:ゲイルとピータにはキスシーンがあるかも(笑)

Q:カットニスとプリムの関係は?
ウィロウ:カットネスとの関係は、変わっていっている。カットネスの唯一の目標は家族を守ること。プリムは、成長して、強い女性になり、ある意味、カットネスの面倒を見るようになるの。とても楽しいわ。私も10歳でこの仕事を始めて、今15歳になったのよ。

Q:完成作を観た感想は?
監督:ストリーがどう終わるかを観ることができて嬉しかった。キャラクターに何が起きるかを知ることができる。本作のエンディングにとても満足しているよ。カットニスは、しばらく横道に外れていたけど、今作でまたアクションに戻って、スノーを追いかけるんだ。
撮影をするのは複雑だった。アトランタからヨーロッパに移ってキャピトルを撮影した。アトランタでは、倉庫とか、地下のセットだったけど、ヨーロッパでは、まったく違う環境をクリエイトして、とても新鮮だったし、世界が広がった。とても肉体的にタフで、チャレンジングな撮影だったよ。

Q:カットニスの衣装でキープしたいものは?
ジェニファー:『ハンガー・ゲーム2』ウェディング・ドレスね。ウェットスーツもいいわ。ビーチに着ていくと最高に可笑しいわね。それと1作目からのオレンジ色のバックパック。ニューヨークのディスカバリータイムズスクエアの『ハンガー・ゲーム』展に展示されているのを見たの。電話を隠していたっていう思い出がたくさんあるからよ。

Q:最終作ということについて
ジェニファー:私たちは親友よ。だから、いまでもしょっちゅう会っているわ。だから、寂しくない。今も一緒に遊んでいるから。でも、一緒に演技をすることがないのは寂しいわ。
他の映画の役者たちとは、アイコンタクトをしてちゃんとシーンを演じることが出来る。でも、(ジョシュとリアムとは)アイコンタクトしたら笑わずにはいられないのよ。
ジョシュ:ジェニファーは、とても素晴らしい雰囲気を作り出してくれる。そういうのがなくて寂しいよ。彼女はとてもクレイジーに、そのまま行動するから、周囲にいる他の人たちもとても自由に感じられるんだ。そういうのって、とても珍しい。特に女優にはね。