中国映画週間の初日満席御礼
NPO法人日中映画祭実行委員会が主催する「2014東京・中国映画週間」は22日品川プリンスシネマで始まった。
初日の開催で最初に上映する作品は『失恋の達人〜上手に愛を手放す方法』 (原題:分手大師) という中国ではまだ数少ないコメディー新作。舞台挨拶に立った兪白眉監督(ユー・バイメイ)は「中国で公開した時も観客は最初から最後まで笑っています。ぜひみなさんに声を出して笑って頂きたい」と挨拶すると上映前から観客の笑い声を誘った。出演女優代楽楽(ダイ・ララ)の挨拶では「自分を含め、撮影期間中に10名の赤ちゃんが誕生しましたので、本日この映画をご覧の皆さんの中でも赤ちゃんを誕生されることを願いたい」とのエピソードが披露され、舞台挨拶進行中に笑い声は絶えなかった。
この日の上映作品はほかにも『北京ファミリーへようこそ』 、『藍い骨』、『ソング・オブ・フェニックス』 があり、いずれもチケットが完売の大盛況ぶり。全作品のチケットはチケットぴあで購入できるが、発売早々どの作品も完売のため、実行委員会が保有するわずかなチケットを会場で先着順に販売することに。主催する実行委員会の担当者は「開催した最初の数年間観客が集まらなく苦労しましたが、今はチケットの調達で追われています」とうれしい表情で語った。
今回出品している10作品の映画はすべて品川プリンスシネマで連日(20日のみは映画館の休館日)2回転にて上映され、24日開催記念上映作品は『ジャッジ・アーチャー』 (原題:箭士柳白猿)が選ばれている。
舞台挨拶つきの上映はこのほかにも4本が実施される。詳しくは公式サイトhttp://cjiff.net/を参考してください。