いよいよ9月13日に公開致しました映画『海を感じる時』ですが、この度、本作の公開初日を記念いたしまして、市川由衣さん、池松壮亮さん、安藤監督が初日舞台挨拶に登場しました！！

【日時】８月２５日（月）
【場所】テアトル新宿　
【登壇者】安藤尋監督、市川由衣さん、池松壮亮さん

監督：今日はありがとうございました。紆余曲折あって、完成を迎えた映画です。この日が来て本当に嬉しく思います。
市川さん：初日に起こしいただきありがとうございます。色々な覚悟を決めて挑んだ役なので、遂に初日を迎えることができて幸せです。
池松さん： この映画は、個人的にも大好きな映画になりました。立ち見のお客様まできていただいて嬉しいですね。ありがとうございます。

Q：演じられた役についてお伺いできますか？
市川さん：最初はただ、イタい女だなと思ったんですけど今では大好きな役になりました。この役をやって心から良かったと思えます。
池松さん：自分なんかより、よっぽど心がキレイだなと思います。純粋だし、大好きな役です。
市川さん：最初は嫌なやつだな〜としか思えなかったけど、池松さんが演じることでどんどん魅力的に感じられるようになっていきました。恵美子が惹かれるのも分かります！

Q：市川さん、池松さんの共演はいかがでしたか？
市川さん：最初の共演シーンが冒頭のラブシーンだったんです。「はじめまして」のタイミングですべてをさらけだしたので…池松さんには、もうみせられない部分はありません（笑）！
池松さん：作品へすべてを捧げようとするのが観て分かりました。市川さんが恵美子役でよかったし、この作品で一緒に演じられて光栄に思います。

Q：二人の渾身のシーンを観ていかがでしたか？
安藤監督：初めて二人が並んでいるシーンなんです。「はじめまして」だったからこそ、二人の本当にピュアな姿を映しとることができました。あのシーンを最初に撮って間違いなかったですね。

Q：激しい喧嘩のシーンもありましたよね…
市川さん：あの時の池松さんは本当に怖かった…。
池松さん：やっぱり、いくら映画とはいえ女性に対して本当にいいのかな？と悩みましたよ。でも…とずっと考えていて。
安藤監督：市川さんと池松さんと３人で話し合ったりもしました。その上で、やっぱり嘘をついても意味がない、それはきっと画面から伝わってしまう、といって本気でぶつかってもらいました。だからこその１発OKですけどね。

クランクアップの日について聞かれると、「泣いちゃいました…。」と市川さん。「やりきった！という感じが強かったですね。例え、どんなにボロボロになっても、全身全霊をかけてやろうと決めていたので。」と本作にかけた並々ならぬ覚悟を明かし、最後には、「女優を始めて15年。初めて自分が大好きだと思える役に出会えました。この役をやったことによって、これまで女優をやってきて本当に良かったと、実感しています。何度でも何度でも、映画館に足を運んでいただけると嬉しいです。」と遂に初日を迎えた喜びを語りつつ、自身の女優生命をかけてまで挑んだ本作への自信をのぞかせて舞台挨拶を締めくくりました。