この度、東映配給にて唐沢寿明主演最新作『イン・ザ・ヒーロー』が9月6日(土)より全国で公開されます。本作は、ハリウッドの映画のアクターすら降板する、危険なヒーローアクション映画に挑む、日本一のスーツアクターの物語。映画に命をかける男たちの姿を通じて、夢追うすべての人に贈る応援エンタテインメントです。観客に顔を知られることなく、肉体を酷使しながら闘う彼らの、一直線に夢を追い求める熱い想いを描いています。
この度、8月11日(月)に本作の完成披露プレミアを実施いたしました。
会場には、主演の唐沢寿明ほか、唐沢と物語上で師弟関係にある福士蒼汰、そして黒谷友香、寺島進、日向丈、杉咲花、加藤雅也、和久井映見ら物語を支える多彩なキャストと、武正晴監督が登場。映画同様に“魂に火をつけろ”というキーワードに相応しい、炎が燃え上がるイベントとなりました。

『イン・ザ・ヒーロー』完成披露プレミア(炎の会見&舞台挨拶)
■日程:8月11日(月) 
■登壇者:唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、杉咲花、加藤雅也、和久井映見、武正晴監督
■会場:東映本社/丸の内TOEI①

映画同様に熱い日差しが照り付ける中、屋上に登場したキャスト・スタッフ陣。劇中唐沢さんが炎の中でのアクションを披露し、観客のハートに火をつける熱い物語である本作にちなみ、炎のフォトセッションを行うことに。唐沢さんがトーチで火を付けると巨大な炎が燃え上がり、登壇者からは驚きの声が。唐沢さんは「熱い!炎—!!!!」と笑顔を見せ、寺島さんも「熱いよ!汗出てきたよ!!」と大騒ぎ。そんな中映画について唐沢さんは「作り手側が情熱を注いだ映画。アクションもいいけどストーリーも感動できる。ぜひ期待していてください。」と自信を見せました。

フォトセッションを終えると今度は舞台挨拶へ。豪華キャスト・スタッフ陣が登場すると会場からは大きな歓声があがり、登壇者は笑顔でその声援に応えていました。
登壇者は本作をやっと披露できる事に対して感慨深い様子で、唐沢さんは「こんばんは、実写版のウッディです(笑)」と挨拶し会場を沸かせながら、「今日はこんなたくさんの方にお越しいただきありがとうございます。スーツアクターはスーツを脱ぐと電車に乗っても誰に気づいてもらえません。みんなそんな生活をしています。アクションだけに目が行きがちですが、最後には感動も待っていて話の展開もよくできています。観ると絶対に何か感じてもらえる作品です。ぜひまわりに広めてください。」と自身の想いを観客に話しました。
福士さんが話し始めるとなぜか唐沢さんが福士さんにかぶって立ち、会場から笑いが起こる場面も。そんな中福士さんは「仮面ライダーフォーゼをやらせていただいていた自分にリンクする作品。アクションも自分で挑戦しました。2月の寒い時期に撮影した作品ですが、とても熱い映画になっています!」とコメント。
会場から黄色い声援を受ける福士さんに対し寺島さんが「なんだお前ら蒼汰蒼汰って!」と会場に向かって話かけると、「警察呼んでくれる?」と唐沢さんが突っ込む場面も。寺島さんは「俺と唐沢くんと加藤くんは同じ年なんだよ!ピンクスーツでブラジャーを付けるのは心地よかったです(笑)。」と話し、会場を沸かせていました。

久々に一挙に集結したスタッフ・キャスト陣は「男性役のスーツアクターを演じました。激しい関西弁と激しいアクションに挑戦したので大変でしたが、唐沢さんのアドバイスを受けてとても勉強になりました。今日を迎えられてうれしいです。」(黒谷さん)、「何か月もトレーニングをして体作りをしました。唐沢さんにはプロテインの選び方から食事までご指導いただいた。この映画に出会えてよかったと思います。」(日向さん)、「スタントマンに普段お世話になっている僕らとしては複雑な想いで作品を観ましたが、唐沢くんは本当にすごかった。僕はプロデューサー役として映画に参加していますが、唐沢さん演じる本城に危険なスタントを頼むとき、『やれますか?』じゃなく、『やってくれませんか?』と言うように監督と相談しました。」(加藤さん)、「現場で唐沢さんたちが頑張っている姿を見ていたからそれがやっと届くのが嬉しいです!」(杉咲さん)「唐沢さんの妻で、杉咲さんの母です。この家族がどうなるのか楽しんでいただきたいのと同時に、きっと今皆さんが見せているそのキラキラした笑顔で劇場を出ていただける、今日はいい日だと思える作品です。どうか楽しんでください。」(和久井さん)、「ここにいる俳優のみなさん、そしてスクリーンの中のキャスト・スタッフの力で出来上がった作品です。ぜひこれから観てくださるみなさんの力で完成させていただきたいと思います。」(武監督)、とそれぞれコメント。

劇中身体を張る熱演を見せているキャスト陣は「昔やっていたことだからね。それをもう一度できるかできないかでした。稽古中には何度か怪我をしましたよ。初老だからね。」と唐沢さんが語ると、それに負けじと寺島さんが「俺は遊び感覚だったけどね!でも唐沢君は50代のヒーロー。今日は持ち上げておくよ!」とコメント。そんな先輩方に恐縮しながらも福士さんは「自分でアクションをやったりしたんですけれど、目しか見えないんですよ。スタントの方の気持ちがわかった気がしました。唐沢さんには剣の振り方などいろいろな事を教えていただきました。」と、感謝の言葉を口にし、お父さんの頑張る姿を見ていた杉咲さんは「お父さんが頑張っていて、不安だったり心配だったりしたけど、すごい迫力でした。その姿が映画でそのまま反映されていたのでデジャヴでした(笑)!」とお父さんへ向けて尊敬のまなざしを向けていました。

劇中の物語のように、海外から危険なアクションのオファーがあったら受けるかと問われると、唐沢さんは「何が来るかによるけど、僕は基本的に日本が好き!だから日本でいいよ!俺みたいに顔小さいと撮れないから無理だよ!」と話し、会場からは笑いが。対する福士さんは「ぼくはぜひやってみたいです!海外にも興味がありますし、英語も勉強しています。アクションにも挑戦したいです!」と海外進出に前向きな姿勢を見せていました。

さらに本作が夢を応援する作品であることから、これから映画を観る方へ、更に夢を叶えるため頑張る方々へ向けてメッセージを贈ることに。登壇者は何かを続けることの大切さを口にし、「今変な事件も多いけど、その暗い気持ちをふっとばす映画です。この映画でみんなにエールを贈りたい!」(寺島さん)、「叶わない夢もあるけど、追い続けなければ可能性はゼロになる。ネバーギブアップを贈りたいです。」(加藤さん)、「私は唐沢さんなど支えてくれる方がたくさんいてとても幸せです。みなさんのまわりには支えてくれる仲間がいます。頑張って!」(杉咲さん)、「誰かのためにひとつになると、とてつもない力が生まれます。私もこの映画に勇気づけられました。」(黒谷さん)、「まずはトライしてみる、挑戦しつづけることが大事。いつか何かにつらいと思う時が来ても、それをひっくり返してみたり、他人の目で見てみたり、色々ひねってみながら頑張ってみてください。」(福士さん)と言葉を贈り、さらに唐沢さんは「TVドラマや映画を10本やると、9本は外します。そしてすごく怒られます。ひとつの夢を叶えることだって同じことです。それでも、いつかいいことがあると思わないとやっていけないです。ぜひ僕らの姿を糧にしてください。なんかいいこと言っちゃったな(笑)」と世界中の人々へエールを送っていました。

最後に唐沢さんは「だまってじっくり見てほしい。こんなに最初と最後でイメージが変わる映画は他にないです。気が付かないところに感動が待っています。ぜひ勇気づけられてください。人生は逆転だ!」と一言。この映画にかけた熱い想いを語り、会場を後にしました。