１０月２６日、渋谷ユーロスペースで公開されました　映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』が、異例の
２スクリーンでの緊急追加上映での大ヒットスタートを切りました。

クリープハイプ（原案•音楽）×　松居大悟監督（監督）のコラボレーション映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』が、10月26日、渋谷ユーロスペースで、初日を迎え、舞台挨拶が行われ、主要キャストの池松壮亮、黒川芽以、大東駿介、山田真歩、安藤聖、および、松居大悟監督が登壇した。

トレーラーハウスで生活する青年を演じた池松は「ここにいる素敵なメンバーがいい感じで繋いでくれたので、後はやるだけだと松居さんと話していました。」途中、松居監督のコメントが挟まれ、それを繰り返すように池松は「僕らの物語は、ずっと前から始まっていたので・・・どうぞ、観てください」と締めくくった。
　家出少女を演じた黒川は「映画では二人にしか分からない愛が描かれている。分からなかった事が映画で分かるので注目して観てほしい」とメッセージ。

　オタク青年を演じた大東は「僕はラッキーでここにいる」と出演にいたる重なった偶然の経緯を説明。監督から「大東さんのイメージが変わりましたとすごく言われるけれど・・」という件に触れられると、「この映画の僕が真実」と返答。頷く監督に対し、「いや、社会性無さ過ぎるから、もうちょっと普通ですよ（笑）」と言い直し、観客の笑いを誘った。

　最も共感を呼びやすいOL役を演じた山田は、「監督に会社勤めで悶々としているOL役をやってほしいと言われて、やるしかないな、と。会社時代のいろんな事を話しました」とOL時代の経験を活かした役作りについて話した。

　撮影初期から出演していたピンサロ嬢役を演じた安藤は「当時はクリープハイプもメジャーデビュー前で知らないし、私もラッキーでこの場にいますね」とコメント。

　松居大悟監督は、満席立ち見の観客を前に、「これは奇跡だと思う。ユーロスペースに観客として観に来たりしてたんで・・・僕らが何もない中つくって、それをみなさんが観に来て頂けるとゆう・・・」溢れる想いを伝えつつも涙で言葉を詰まらせると、池松が「ちょっとよく泣いちゃうんです。許してあげてください」とフォロー。上映前からの監督の涙に、客席からは、拍手が湧き起った。

『自分の事ばかりで情けなくなるよ』は、『アフロ田中』『男子高校生の日常』など次々と話題作を手がける注目の新鋭監督・松居大悟が、今最も勢いのある人気ロックバンド”クリープハイプ”のフロントマン・尾崎世界観の原案を元に作り上げた４部構成の画期的な映画×音楽のコラボレーション映画。
うまくいかない日々にただただ、怒りや涙を爆発させる若者たちの後悔だらけの日々が少しずつ交差していく。

初日当日の整理券は、発売後に即完売、前代未聞の緊急追加上映が行われ、２スクリーンとも満席立ち見ソールドアウトの大ヒットスタートを切った。ユーロスペースでは隣のシアターでも当日緊急に追加上映を行うことにしたケースは初めてとのこと。また、大ヒットにつき、11月2日(土)以降、渋谷ユーロスペースでは、18時45分の回、追加上映を行うこととなった（※11月11日18時45分の回は休映）