この度、9月15日(日)に実施いたしました 第6回したまちコメディ映画祭in台東
映画秘宝まつりの上映前舞台挨拶にて、原題『The World’s End』の邦題が『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』に決定したことが発表されました。

●第6回したまちコメディ映画祭in台東 映画秘宝まつり
映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』上映イベント概要

日時:9月15日(日)
場所:台東区立浅草公会堂
登壇者:町山智浩(映画評論家)、水道橋博士(タレント:浅草キッド)、トニー・クロスビー(イングランド出身・タレント)

◆かつて『キック・アス』や『宇宙人ポール』を上映し、話題をさらった本映画祭目玉プログラムのひとつ、映画秘宝まつり。

今回の上映作品は日本で2014年春に公開の決定している『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』。

舞台はイギリスの田舎町。
ゲイリー・キング(サイモン・ペッグ)の提案で、
幼なじみのアラフォー男5人は、
学生時代に達成できなかった12軒のパブのハシゴに再チャレンジ!
しかし、なんだか町の様子がおかしい。
お酒が進めば進むほど、町の不穏さも高まる…。
最後のパブ“ワールズ・エンド”まで、果たして5人はたどり着けるのか!?
ハリウッドも大絶賛した酔っぱらいエンタテインメント、遂に日本上陸!

アクション、コメディ、SF、友情、そして恋愛……。あらゆる要素が詰め込まれた本作は、ジャンルという垣根を軽々と超え、映画愛にあふれたオマージュがたまらないエドガー・ライト監督の最新作であり『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』で絶妙の掛け合いをみせるサイモン・ペッグとニック・フロストのタッグという盤石の布陣でチケットも即完売するほど期待度の高さをみせつけた。

満席の場内は上映前のイベントを待ち望むファンたちの熱気が渦巻きまさに“まつり”にふさわしい雰囲気に。

したまちコメディ映画祭のチーフディレクター大場しょう太氏が登壇し、イベントの趣旨が説明され、映画秘宝チームも登場しトークを展開。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の特別動画が上映された予告編大会も行われ会場はさらにヒートアップ。

イベント開始早々邦題決定の発表がなされ『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』に決定したことが発表され大盛り上がりに。

そしていよいよ『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のトークとなり町山智浩、水道橋博士、トニー・クロスビーが呼び込まれると、黄色くない、野郎どもの野太い声援があがり場内の熱気は最高潮に達しました。

町山智浩は、面識のなかったトニー・クロスビーをゲストに呼んだ理由として、「1962年生まれの同級生であり、イギリス出身」ということを挙げると水道橋博士は「トニーとASAYANのときに一緒になった」といい、高校生の時に行きつけのパブがあるというイギリスのパブ文化に関心を寄せていた。
トニー・クロスビーは、「パブは自分の奥さんとか恋人を連れて行くよりも、男同士や女同士でいくことが多く、最初は親父にパブに連れて行ってもらうこともあり、人口何百人の小さい町にもパブが10数件あるほど」だと語りイギリス人のパブ好きを明らかにした。
また「ビールをどれだけ飲めるかというよりも、一番最初にトイレに行った奴が弱い奴だと思われる。」とイギリス流の見解を示した。

すると博士は「それってどれだけ膀胱が大きいかじゃないですか?」と疑問を呈するも、トニーは苦笑い。

また町山がイギリスのパブではビールの泡を作らないことを指摘すると、トニーは
「泡をたくさんつくることは信じられない、泡が多すぎると店員に吹きかける人もいるほどだ」
とコメント。
町山は「イギリスやオランダなど、サッカーをパブでみる文化があるところには屈強なボディーガードがいることが多い」と語り、大のサッカー好き(リバプール)トニーは、イギリスではサッカーのグラウンドが見えるところではお酒を飲めないから、試合前にたらふくのんでからスタジアムに入り試合の最後までトイレに行くことを我慢するという、イギリス流の観戦方法を語った。しかし、大のビール好き達も試合の最後までトイレに行くのを我慢するのは辛いようで、ロスタイムが4分とか表示されるとため息が出てしまうとその苦労も語った。

しかし日本に住んで25年のトニーはスーパードライ派と語り、イギリスの地ビールはあんまりな様子をみせる。町山が「田舎町のパブは外観から内装までそっくりのところもあり見分けがつかないというジョークが劇中に盛り込まれている」と語ると、トニーも店員までそっくりの時もあると語り、イギリスのパブ文化あるあるを語りました。

最後は町山が「地球のためにビールを飲むお話です」と締めて、“日本最速上映”が行なわれました。

上映後も再びお三方が登壇すると大きな拍手が巻き起こり観客のみなさんは映画に大満足な様子。
各々の感想を語りながら浅草の飲み屋街へ消えていきました。