現地時間16日、第65回カンヌ国際映画祭が開幕され、オープニング作品であり、コンペティション部門正式出品作品でもある「ムーンライズ・キングダム」の記者会見が行われました。本作は、ブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワート・ノートンなど豪華俳優たちの競演が実現した話題作。映画祭では、フォトコールや試写会、記者会見も大変な混雑を見せたが、ゲストの面々は和気あいあいとしたムードで登場。また、ウェス・アンダーソン監督との仕事を熱望していた俳優たちの撮影時の楽しさや意気込みも伝わった。

ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイらが、
ウェス・アンダーソン監督を絶賛!

>監督:1965年ぐらいの東海岸を舞台にした。いつも心がけていることだけれども、子供の頃に楽しかったこと、感じたことを映画にしようと思った。僕の場合はこの映画のような、女の子との恋はなかったけど、この作品で「こんな子供時代を過ごせたらいいな」という願望を込めたよ。

>ブルース・ウィリス:監督と仕事ができたのが本当に光栄で、自分が今まで演じたことがないような役柄だったので、とても新鮮だった。この映画は愛に関しての映画だ。みんなも愛が必要だろ?

>エドワード・ノートン:監督は、すばらしい群像劇を作る監督だと思います。どの俳優たちも出演したいと思っている彼の映画に出演することが夢だったので、実現できてとてもうれしく思います。
今回の映画の設定はサマーキャンプですが、僕たちにとっても撮影そのものがサマーキャンプのようで、ユニークな体験だった。自分が演じた役はそのボーイスカウトのまとめ役であり、ウェス自身だと思いました。子供のときに誰もが楽しかった思い出がすべて詰まっている、とても楽しい映画です。

>ビル・マーレイ:監督とは過去に2本映画をともに作っているのですが、今回もまた個性的な俳優たちを取り揃えてすばらしいと思った。ティルダの役はまるでモンスターのように怖かったよ。今までかつて、こんなに撮影中に笑ったことはなかったよ。こういった低賃金で長時間撮影にかかるアートハウスの映画を監督と一緒に作ることをとてもうれしく感じて楽しんでいるし、そのために、ほかの映画でたくさんガンバってもうけているんだ(笑)

■子役たちが教えてもらったこと■
ブルースから:どんなに覚えていると思っていても、必ずセットに入る前に読み直すこと。
ビルから:ネクタイの結び方