3人の女性監督と女優たちによる、それぞれの愛とセックスを描いた“ポルノチック”レーベルが始動、本日11月26日(土)に各3作品の初日舞台挨拶が行われました。

『夕闇ダリア』初日舞台挨拶
日時:11月26日(土)18:46〜
登壇者:吉井怜・桃生亜希子・池田千尋監督
場所:銀座シネパトス (中央区銀座4-8-7 先 三原橋地下街)

Q:最初に一言挨拶
池田監督:銀座シネパトスは、大学時代上京して通った場所。そこで上映できたことを嬉しく思います。
吉井:夏からスタートした作品で、今年中に公開できて嬉しいです。
桃生:みんな映画をあいしている、愛のある現場で、ここに関われたことを幸せに思います。

Q:この役柄について
吉井:恋愛していると他人の言葉より、「私はこうしたい」と自分が何か感じていないと次の行動に移せないじゃないですか。そういう意味では人間味のある女の子だなと。恋人のいる男の人と関係してしまうところは、何やってるのと思うけど、一生懸命生きていて苦しんだりと、愛のある女の子。
桃生:台本をもらった時に、素直に面白かった。どこかで経験したことのある女性の気持ちがよく描かれ、共感できるところがたくさんありました。また生霊の役ははじめてだったのですが(笑)、違和感なく演じることができました。例えば、私に好きな人がいて(なんかガールズトークみたいですね!)その人が好きな女の人って、凄く気になりますよね。自分に無いものを持っているのかなとか、女性として共感できる部分や見習いたい部分があったりとかするんだと思うんですよ。
監督:ホラーに見えてしまわないように、幻覚がかなえ(主人公)の気持の変化によって変わってくるものにしようと、可愛らしさも持ちつつ・・・でも桃生さん演じるゆきこはしっかり人間として存在していて、そこがしっかりシンクロしていて良かったと思います。

Q:最後にお客さんへ一言
監督:この先、彼女たちがどうなるのかわからないという終り方をしているけれど、それぞれの受け留め方で楽しんでほしい。どうすればいいのかわからない恋愛は、みなさん経験したことがあるのではないかと思うので、そういうダメさが愛らしいことだと思っています。

それぞれの役柄の恋愛パターンに共感するなど、女性監督作品らしい、女性だからこそわかるガールズトークで盛り上がった舞台挨拶となった。

尚、この日は中村麻美主演、日向朝子監督の『フォーゴットン・ドリームス』、柳英里紗主演、吉田良子監督の『惑星のかけら』の舞台挨拶も行われ、それぞれ盛況となった。