原田知世&大泉洋主演、オール北海道撮影された映画「しあわせのパン」が遂に完成いたしました。
洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦。パンカフェ[マーニ]を営むりえさんと水縞くんの夫婦と、さまざまな想いを抱いて店を訪れるお客さまたちの、春夏秋冬の物語。彼らが見つけた、心の中の?しあわせ“とは?
本作は、月景色が美しいことでその名がついた“月浦”を舞台に、2010年9月と2011年1月、二期に渡り春、夏、秋、冬のロケを敢行し、ようやく完成を迎えました。

【日  時】 11月23日(水・祝)   
【場  所】 ユナイテッド・シネマ札幌スクリーン No.9

原田さんは、来年デビュー30周年を迎えることもあり、記念すべき年の作品。「この作品に出会えたことがしあわせだった」と話すほど、自然の美しさや共演者の大泉さん、スタッフの方と作った本作には並々ならぬ想いがある様子。また、『探偵はBARにいる』に続き北海道の作品への出演となる大泉さんは、妻をずっと見守る優しい夫を演じ、これまでとは違った新たな魅力を発揮しています。監督はNHKでドキュメンタリーを数多く手掛けてきた三島有紀子。長編映画初監督として、オール北海道撮影に臨みました。
撮影期間を北海道で過ごし、久しぶりの訪問となる原田さんと、北海道を背負ってたつ大泉さんが完成披露試写会の舞台挨拶に登場すると、満員の地元観客の大歓声に迎えられました。
舞台挨拶では、原田さんと大泉さんお2人の撮影中の話や、久しぶりにロケ地に行ってきた話などで大いに盛り上がりました。

後半には、サプライズの演出で北海道の素材を使った特製“しあわせのパン”の登場に、原田さん、大泉さんも「すごーい!かわいい!」と大興奮!!
最後の挨拶で原田さんは「長崎の生まれで雪への憧れもあったし、北海道に来てたくさんの方の愛情にふれて、できたことがたくさんあると思います」と故郷を思い出しながら、コメント。
大泉さんは『探偵〜』に続きシリーズ化を希望し、「第2弾もぜひ作っていただきたい。しあわせのパンツ(2)ですね。
パンもパンツも夫婦でわけ合う夫婦の物語をぜひ!」
と笑いを交えながらPRしました。

<原田知世コメント>
昨年の秋と今年の冬の月浦で撮影して、ようやく完成し、皆様に観ていただける日が来たことをとってもうれしく思っています。いまは今日の北海道の青空のような気分です。
一昨日、ロケ地の月浦へ伺いまして、なつかしくて胸がきゅんとしました。思い出もたくさんあるのでうれしかったです。月浦にいるだけで癒されました。撮影中、徹夜して大変でもどんどん表情をかえる月浦をみてるだけでいろんな栄養をもらえてましたし、オールロケで1か所でみんなで撮影していたので、一緒に寝て食べていたので、あの場所のおかげで自然からパワーをもらっている感覚でした。すごく和やかで表情も東京にいるときとは全然違っていました。月浦の皆様がおいしいものを用意してくださり、バーベキューで焼き肉やあったかい炊き出しを出して頂いて、海鮮のおいしいいくらとかをご飯に好きなだけかけて、なんてしあわせなんだろうと、ずっとここにいたいと思いました。大泉さんがスープカレーを差し入れしてくださって、愛情いっぱいのご飯を頂きました。
私は長崎の生まれなのですけど、北海道にきてたくさんの方に撮影中にお世話になって愛情をいただき、そして、北海道の自然に触れて、きっとそのおかげで出来たことがたくさんあると思います。

<大泉洋コメント>
今まさに観ていただいたお客様ですか、水縞尚さんというとても寡黙で、やさしいダンナ様を演じさせていただきまして、ひょっとしたら今、皆様の夢をぶち壊したかもしれません(笑)。「やっぱりこうか大泉は」的な感じで、いきなりぼやいたみたいなでございますけれども、映画のほうはとってもやさしい、ほっこりした映画です。
(オール北海道ロケの映画に出演して?)『探偵はBarにいる』に続き、軒並み北海道でロケをした映画が公開になり、本当にうれしいです。このままずっと北海道で撮影ばっかりできたら楽ですけどね(笑)。今回は洞爺湖の月浦という場所が綺麗ですので、癒されましたし、宿泊していたのが洞爺湖温泉だったので毎晩温泉に入って最高でした。だいたいの映画があそこで撮っていんじゃないかと思うんですよね(笑)。
公開前になると、勝手にひとりでしょい込むところがあるので、北海道の映画となるとなんとか観てもらわなくちゃと思うので、うっとうしいくらい宣伝したくなるタイプなんです。それがちょっと大変ですね。
セリフも少ない役でしたが、不思議とパンをこねているだけでいろいろなものが伝わってくるような作品です。観ているみなさんの想像とか、いい余白のある映画だと改めて思いました。疲れていたり、ピンと張りつめた気持ちがちょっとゆるむような映画だと思いますので、どうぞ周りに疲れた友人や家族がいたら「観たほうがいいよ」と言ってください。皆様の口コミで映画が好評になった暁には、ぜひリーズ化ということで、まずは『しあわせのパンツ(2)』という、パンもパンツも分け合う、そういう夫婦の物語を・・・・。
まずは北海道の人がたくさん見ることによって、それが広がって道外の皆さんが観るわけで、そうすると洞爺湖に行ってみようとなり、洞爺湖にお客さんがきて、また北海道の経済が回っていくわけです。『探偵』のときにも同じことを言いましたけども(笑)、とにかくみんなで頑張って北海道の経済を良くしていこうではないでしょうか。どうぞ皆さんよろしくお願いします。

<三島監督コメント>
月浦ははっとするほど美しいです。ここで生きている感覚と、何を感じて生きているのかを知りたいと思った時、矢野顕子さんと忌野清志郎さんの「ひとつだけ」が頭に流れてきて、それぞれのひとの「ひとつだけ」を描けたらいいなと思いました。
北海道の野菜の色が綺麗で、みずみずしさを強調してフィルムに焼きつけたいと思っていました。パンも生地がおいしそうじゃなくてはいけないので、今回は、自然や素材に合わせて撮影しました。もし帰り道に自分だけのひとつだけって何かなって思ってくれたら嬉しく思います。