映画『吉祥寺の朝日奈くん』初日舞台挨拶、母親の顔になって(星野真里)
桐山漣主演、加藤章一の劇場長篇映画初監督作品『吉祥寺の朝日奈くん』が、11月5日(土)より、吉祥寺バウスシアター、ユーロスペース他全国で公開しました。このたび、公開初日の11月19日(土)、主役の朝日奈くんを演じた桐山漣他、朝日奈くんが恋する人妻役の星野真里、そして加藤章一監督が舞台挨拶に登壇しました。
『吉祥寺の朝日奈くん』初日舞台挨拶
日時:11月19日(土)11:00〜11:15
場所:吉祥寺バウスシアター (武蔵野市吉祥寺本町1-11-23)
登壇者:桐山漣、星野真里、加藤章一監督
ゲストが登場すると、若い年齢層の観客を中心に満員の場内からは歓声があがりました。
Q役柄について
桐山:自分の演じた朝日奈くんは、今まで演じたことのない草食系の役。
歩き方にも気を使って演じました。撮影中はまさに“吉祥寺の住人”になった気分でした。
星野:想像するだけで心地よくなるような女性、山田真野を演じました。とにかく子役の女の子がかわいくて、母親の顔になっていたと思います。
完成したものを観たら、自分でもびっくりするほど素敵な恋愛映画になっていました。
Qお互いの印象は?
星野:桐山さんはすごく気さくな方で、現場でよく話していました。
桐山:え、ぼくが8割がた話しかけてたと思うんですけど・・・。
星野:あれでもたくさん話してた方なんです(笑) でも桐山さんは、話しかけるとたくさん返してくれました。
Q原作について
監督:とてもピュアでありながら、人間の内面をえぐるというよりもかすりとるような小説。
吉祥寺のみなさんの力でできたような映画です。
Qキャストについて
監督:最初桐山くんに会った時はカッコよすぎて、朝日奈くんを演じるのが大丈夫かと思ったが、実は天然。かなり素の部分が出てると思う。
おふたりとも、原作以上に魅力的なキャラクターを演じてくれました。自分はOKと言うだけでした。
Q 震災直後の撮影だそうですが?
桐山:余震が何度もあり、撮る予定だったのに撮れなかったところも。でも監督が最初に、こんなときだからこそ、自分たちが日本を元気にしなきゃいけない義務があるとおっしゃり、その言葉によって現場が一丸となれた。
星野:自分たちができるのはこれだと信じて、強い気持ちで撮影に臨みました。支えてくれるスタッフと協力してくれた吉祥寺の街があったから、がんばることができました。