笑いはとれても恋にはスベりっぱなしの女芸人。クリスマスも正月も誕生日もない。でもやっぱり恋したい!幸せになりたい!第3回沖縄国際映画祭では世界各国から参加した審査員から高い評価を受け、本作のために全く存在しなかった表彰枠が急遽新設された程、高い完成度を誇ります。
この作品では、4人の女芸人が不器用ながら恋愛、仕事、友情に悩み、幸せを求めて奮闘する姿を描いており、主演の黒沢かずこ、椿鬼奴が限定50人の女子大学生を相手に恋愛や夢、将来や仕事についての『女子大生お悩み相談会』を開催いたしました。二人の登場に会場の女子大生たちは「かわいい!」のコールの嵐!黒沢さんと鬼奴さんがびっくりするほど。

日時:11月13日(日) 10:00〜10:30
登壇者:黒沢かずこ(33)、椿鬼奴(39)
場所:産業能率大学 自由が丘キャンパス 学園祭『産能祭』特設ステージ

【登壇コメント】
黒沢かずこ「『クロサワ映画2011』の中でクリスマスイブからスタートする映画なので、モテカワサンタの格好をしています!物語が女性芸人の仕事と恋愛と友情に悩んだり迷う姿が描かれています。女性芸人が好きでない方も楽しめると思います。」

椿鬼奴「芸人という仕事を映画では描いているんですけど、どんな仕事の方でも当てはまると思いますし、共感してもらえる作品だと思います。映画の中の私の役はSEX AND THE CITYでいうとサマンサみたいなタイプの役柄です。行動派という感じですね。」

■女子大生からの質問
Q.今好きな人がいないのですが、どうしたらいい人が見つかるのか教えて下さい。
黒沢かずこ「私は生まれてからずっとリアルな恋をしてないかも……。今はFTISLANDのイ・ホンギさんを追っかけとかしちゃうくらい好きなんですけど、それじゃだめかなぁ。」
椿鬼奴「39歳になるとますます恋愛できないですよ。だからスタートダッシュができる若い時のほうが恋愛できると思うし、チャンスがあると思います。私は相手の男性のマイナスばかりみちゃう。友達と何回も潰れるほど飲んじゃえば、好きになっちゃうかもしれないですよ。明るいところよりも薄暗いのほうがよくみえるし。(笑)そのときに好きだと思って、その気持ちを忘れないようにする。私は好きという感情を相手に出します。容姿じゃなくて能力を具体的に褒めたりしますね。15年くらい前の手だからいまでも通用するかしら。」

Q.お二人にとっての幸せは何ですか?
黒沢かずこ「友達が女性芸人ばかりなんですけど、近況報告とか御飯食べたりするのが幸せです。オアシズと鬼奴とばかり一緒にいるからダメなんですよね〜。居心地が良くて(笑)」
椿鬼奴「願わくば一日が30時間くらいになったらいいなと思ってます。パチンコやって、飲みに行って、寝て…計算すると足りないんですよね。仕事もしないでそういうことばかりできたら幸せだなと思います。あとビールを飲むときが幸せですね。若いころはビールの美味しさがわからなかったけど、24歳の時に暑い日にビールを飲んだら、とっても美味しくて。でもビールの喉越しがわかったら、引き換えに声を失ってしまったんですよね。(笑)」

Q.彼氏がいるんですけど、私ばっかりサプライズをしていて、彼氏がサプライズをしてくれない。どうしたらサプライズをしてくれるでしょうか?
黒沢かずこ「大島さん(森三中)も月に一回仕事で海外に行くので、旦那さんが寂しがらないように少しずつメールで『どこどこをみて』と指示して、プレゼントを渡すサプライズをするんです。旦那さんは同じようなサプライズはしないと思うんですけど、それを含めて可愛いと旦那さんは思って、人に自慢するんですよね。もしかしたらこうやって俺の彼女は一生懸命やってくれてかわいいんだよと彼氏は周りに言ってるかもしれないですよ!」
椿鬼奴「うちはノーサプライズでした。私も彼もサプライズをやらないし、興味がなくて。一回サプライズをやめてみたらどうでしょうか?それで彼氏が慌ててくれたらいいですよね。今までこれだけやってきたんだ!と言ってやったほうがいいですね。それで慌ててくれなかったら見込みがないかも…。
昔、無職でパチスロやってる彼氏とお付き合いをしていて、デートの時はいつもパチンコだったんです。私も少しずつパチンコを覚えていき、スロットにもハマりだして。彼よりも熱中するようになってしまったんです。(笑)そのうち無職の彼にお金を借りるようになったら、なんと無職だったのに、きちんと働き始めたんです!相手の下に行くと更生するんですね。荒療治かもしれないけど、押してダメなら引いてみる作戦がいいと思います。」

■最後に一言
椿鬼奴「今日集まってくれた方は20代の方たちでしたけど、悩みの内容を聞いていたら、30代がメインで出演している映画の内容と変わらない悩みばかりだったので、みなさんと映画は近いと思えるんじゃないか思いました。好きな人ができないとか年齢は違うけど普遍的なテーマだと思いますね。幅広い世代に受け入れてもらえる映画だと改めて思いました。」
黒沢かずこ「関根勤さんが娘さんと一緒に見てくれたそうで、今年の邦画ナンバーワンだと絶賛してくれました!」