ミステリーの巨匠・東野圭吾が初めて〝恋愛〟をテーマに執筆したことで話題を呼び、累計発行部数170万部を突破した「夜明けの街で」が岸谷五朗×深田恭子という豪華カップリングで映画化、10/8(土)より全国公開致します!
幸せな家庭と会社での安定した地位に恵まれた主人公・渡部がミステリアスなヒロイン・秋葉と出会い、甘く残酷な不倫の恋に溺れてゆく。しかしこの恋には、思わぬ展開が待っていた。「これは地獄だ、甘い地獄—」この恋の、意外な結末とは—。
9月21日、新境地の役柄に挑戦した秋葉役、深田恭子さんが登壇し、主人公・渡部に共感する男性の一般客を集めてのトークショー付き特別試写会イベントを行いました。

■場所: 角川映画試写室 (千代田区富士見2−13−3 角川書店 第2本社ビル)
■日程: 9月21日(水)
■登壇予定者: 深田恭子さん

秋葉という役柄を演じる上で、難しかった点として「秋葉の不自由恋愛に自分が共感して演じなければいけないところや、どんな気持ちで演じればいいのか、観客の皆さんにどんな想いで見てもらえば・・・など色々考えてしまって、この役を演じている時は心苦しかったですね」と、役柄のために、彼女自身共感が難しいという “不倫”する女性という役柄に感情移入することの難しさを挙げていました。

7月に行われた完成報告会見で、「不倫を楽しむのは映画の中だけで」とアンチ不倫を公言した深田さんを見守るのは、理想の妻と家族という幸せを得ながら、不倫の恋に走ってしまう主人公・渡部に共感しそうな世代といえる20代後半〜40代の男性を中心とした観客。

最初に映画の感想を述べた男性は、「浮気はやってはいけないと思った、カミさんにばれたら怖い」と言いつつ、「自分でもちょっと浮気してみたい・・・という気持ちも生まれました」と、思わず男性の願望(?)がチラリ。

また、「不倫経験はあるか」について挙手でアンケートを取ったところ、なんと3人が恐る恐る挙手。
その中のひとり、合コンをきっかけに不倫が始まったという男性に対して、深田さんは「結婚しているのに合コンに行っていいんですか?」、「その時指輪はどうするんですか?」、「ご馳走はしたんですか?」 など、興味津津なのか、深田さんの方から次々と“逆質問”。不倫がクセになるという感想には、「えーーー、癖になったらダメですよ!」と思わず反論。トークイベントはさながら独身女子である深田さんと不倫男性によるトークバトルのような様相に。

幸せを手にしながらもスリルを味わいたいという男性の心理に、理解に苦しむという雰囲気を漂わせながらも、「映画の中のふたりもそうですが、ふたりにとってはとてもかけがえのない時間だと思うんです。その時はお互いにとって必要だったと思うし、それを受け入れる女性も気持ちがなごんだり助かったりするのであれば・・・全く否定する訳じゃないんです」という擁護のコメントも。

MCによるどこからが不倫か?という問いには、「不倫以前に、自分の見ている前で、他の女性と仲良く話をしているところを見るだけで心が痛みます」と、結婚に夢を持つ20代女性ならではの本音も。不倫願望があるという会場大部分の観客たちに、世の中の男性の生態として参考にしたいと語り、「今日手を挙げたことは、一生の秘密にしてください」と、彼らの赤裸々体験や不倫願望トークにタジタジになりながらも、しっかりくぎをさしていました。
結婚相手に求めるものは“誠実さ”という深田さんは、「世の中そういう男の人がたくさんいるんですね。人生って難しい。」としみじみ。