第4回したまちコメディ映画祭がついに開催されました!「したコメ」は浅草、上野という東京随一のしたまちの魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく映画祭です。
第4回したコメの開催を記念し盛大にオープニングセレモニーが行われました。豪華ゲスト陣によるレッドカーペット、伊東四朗氏のコメディ栄誉賞授賞式も行ったオープニングセレモニー、それに引き続きオープニング上映作品『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』の舞台挨拶では、小池徹平と生瀬勝久がヒョウ柄の着物姿で登場し軽快なトークで会場を沸かせました。

●実施日時:9月17日(土)
●場所:浅草公会堂
●登壇:内海桂子(したコメ応援人)/海老名香葉子、桐谷逸夫、櫻川梅后(たいとう観光大使)/
ポカスカジャン、浅草ジンタ(リスペクトライブ出演)/
伊東四朗(コメディ栄誉賞、『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』出演)/
永岡佑(『極道めし』出演)/瀬川昌治(瀬川昌治監督特集)
吉田照幸、小池徹平、生瀬勝久、堀内敬子(『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』監督&出演)/
いとうせいこう(したコメ総合プロデューサー)

■伊東:昭和12年6/12に浅草で生まれたので、ここは私のふるさとです。このふるさとで賞をもらえて嬉しいです。53年この世界でお世話になって喜劇がらみで3回賞を頂けました。実はここ公会堂の前に私の手形もあるんです!喜劇発祥のこの浅草で喜劇がらみで賞を頂けたことが最も嬉しいです。「サラリーマンNEO」のような喜劇に呼んでいただくということはどこかで喜劇をやるなら伊東がいると話していただけること。それが一番うれしいんです。

■小池:今日は浴衣と聞いてはいたんですが、こんなヒョウ柄の派手だと思ってませんでした(笑)レッドカーペットは緊張したけど皆さんの声援のパワーをもらいました。TVシリーズでずっと続いているところに新参者で入ることがとても恐縮でしたが、楽しく撮影させていただきました。TVシリーズを全部見て輪に入れるよう頑張りました。

■生瀬:レッドカーペットは初めてで、すごい熱心に握手を求めてくる方に寄っていったら小池くん狙いだったみたいで・・・。小池くんはごくせんのチャラチャラした生徒だったのに、こんな立派な俳優さんになられてうれしいです。コメディを宣伝するときに大変なのは「おもしろいよ」と言いすぎてハードルが上がることです。この映画はすごくつまらないです!そう思ってみてください。

■堀内:ドラマのメンバーの中に初めての小池さんが入って来るなんて大丈夫かなって思ったんです。背も同じくらいで髪型もかぶってるし(笑)でもすごく人懐っこくて和気あいあいと出来ました。

■吉田監督:この映画を映画化すると出演者、スタッフに報告したら笑いも起こらないくらいつまらない冗談だと思われたんです。でも僕はずっと皆さんの演技をスクリーンで観てもらいたいと思っていました。実は浅草付近のロケが多かったんですけどその時にしたコメで上映しようという話が出ていて、ご縁だなと思っていました。

■内海:浅草で生まれてこの19日で満89歳。浅草で飯食って子供を育てて親を養って家を建てて皆さんに会えるというこの嬉しさ。涙が出るくらい嬉しいです。

■永岡:「極道めし」の主演を務めました。大変お腹がすく映画になっておりますので、楽しんで頂けると思います。

■いとうせいこう:もともと台東区のフィルムコミッションの席で井上ひさしさんに「浅草で映画祭をやりたいと思うんだけど」と話したら、「それじゃコメディ専門がいいよ」と言ってくださったのが、この映画祭をやるきっかけでした。今は日本が大変な状況で、皆さんに笑いを届けようとする台東区は素晴らしいと思いました。スタッフ一同、ない頭で一生懸命頑張りました。19日まで楽しんでください。

■吉住弘台東区長:3.11で日本中が暗い中台東区から笑いが届けられると願っております。笑いを世界に発信すること、それが台東区の原点です。