映画『七つまでは神のうち』初日舞台挨拶
この度、三宅隆太監督最新作 日南響子(ひなみきょおこ)主演「七つまでは神のうち」が8月20日(土)シアターN渋谷ほかにていよいよ初日を迎え、舞台挨拶を行いました。
登壇者は“ポスト黒沢清”の呼び声も高い三宅隆太監督。“テン年代の大型新人”として先日発売されたデジタル写真集も好調の日南響子、「仮面ライダーW」などで知られる飛鳥凛、「カンフーくん」のヒロインを務めた藤本七海です。
今回の舞台挨拶では日南響子、飛鳥凛、藤本七海の登壇者たちは浴衣を着て登場!映画「七つまでは神のうち」の初日をあでやかに彩りました。また、MCにはキャストでもある飛鳥凛が務め、監督・キャストからより素に近い言葉を引きだした。
本作は本格サスペンススリラー、映画を観終わって肝が冷えた肝を温めるため(?)に100倍カレーが登場!三宅監督による厳選なるくじ引きの結果、見事その栄冠を手に入れたのは飛鳥凛。通常の辛さの100ともなる激辛カレーを見て、「赤いのを通り越して黒い…」と恐れつつ一口。司会続行不可能かと思われるほどダメージを受けた飛鳥。「すごい温まります。辛いというか、口の中が痛いです」とその衝撃大きさを語った。
最後にメッセージとして藤本は「凛ちゃんにも、響子ちゃんにも助けられて、すごく素敵な作品になったと思うので、今日見て下さったみなさんも、何回も見に来て頂けたらと嬉しいな思います」と感謝の言葉を添えた。
また、飛鳥凛は「人って本当はいろんな恐い部分をもっているんだなというのを、経験したことはないんですけど、映画を見て実感したような感動する作品だと思うので何度も見ていただけたらな」と、作品をアピール。
主演の日南響子は、今回が映画初出演にして初主演。映画の中ではある事件がきっかけでトラウマを抱えた少女という難しい役どころを演じた。初日を迎え観客を前に感動して涙を見せながら、「今までつらいこともあったけれど、辛い思いをして良かったと、この映画に出演して思いました」と今までを振り返った。また、「分からないことだらけで、足を引っ張ってしまったこともあったんですけど、色々な方からアドバイスを頂いて、素敵な作品に出合えたなと思います。これからもがんばります」と決意を新たにした。「この映画に出会って生きるってなんだろうと考えうるようになりました。たくさんの方に見て頂きたい」と作品への想いを語った。
三宅隆太監督は、「最近は説明過多な映画が多いが、モヤっとした気持ちを持ち帰ってもらえることが映画体験だと思う。テーマは罪と罰。見るたびに違った視点の物語が立ち上がるはず」と作品への自信を見せた。