“SUSHI TYPHOON” 4作品連続初日舞台挨拶>『極道兵器』
2010年より世界を皮切りに静かに熱き流れる血潮のように脈々と世界の映画祭やマーケットに浸透させてきた、新たな日本映画レーベルがいよいよ日本に逆輸入公開される。それが世界地上を視野に入れて動き出している、日本初の本格的海外征服型、逆輸入日本映画軍団・・・それが、SUSHI TYPHOON だ。アクション、バイオレンス、ホラー、コメディ、そしてLOVE!純粋に世界の映画ファンに楽しんでもらうために、出し惜しみなくNOリミッターで面白いことだけをつぎ込んだ作品群たちが海外に出陣し、トータル100を超える海外映画祭で絶賛。その第1弾となる4作品が、ついに初日を迎えた!
4作品の監督キャストが集まり、初日舞台挨拶を行いました。MCは、海外セールスは“スシタイフーン”レーベルの「電人ザボーガー」井口昇監督でした。毎回その作品に合った衣装で登場し、会場を沸かせてくれました。
『極道兵器』
今でも語り継がれている、漫画家、故・石川賢の伝説コミックを完全映画化!日本を牛耳る岩鬼組組長の一人息子・岩鬼将造が、父親の仇を討つため、そして親友との友情を守るため、身体を兵器に改造して自らのアイデンティティー=「仁義」を貫く!日本映画界に数々の名作を生み残してきた“ヤクザ映画”が新しくなって帰ってきた!!
[監督]坂口拓 山口雄大 [キャスト]坂口拓 鶴見辰吾 黒川芽以 麿赤兒 村上淳
2010/日本語/100分/配給:日活
c2010 KEN ISHIKAWA/Dynamic Planning-YAKUZA WEAPON Film Partners
登壇者:坂口拓監督、山口雄大監督、鶴見辰吾、仁科貴、山中アラタ、?ジョンミョン、村上淳、西明彦、島津健太郎、
鹿角剛司(VFXスーパーバイザー)
坂口監督:去年から海外の映画祭をニューヨーク、フィラデルフィア、プチョンとずっと山口さんと出ていたので、今日はそのハイテンションの延長みたいに来てしまいました。久々にアクションをガッツリやりたいと思って旧友の山口さんに相談して、命削って作った作品です。僕はアクションしかできないので、今日ここにいる皆さんに芝居を固めてもらって支えられて出来ました。4分半の長回しのアクションがあるんですが、VFXの鹿角さんのおかげで、本当に気に入っています。海外に行って取材とか受けていて、みなさんにこれは僕の代表作の一作となりますね。と言われます。が、まさに代表作になると思います。
山口監督:拓とは9年前の「地獄甲子園」以来になります。「極道兵器」を撮った後すぐに「デッドボール」を撮ったので、去年はずっと拓と一緒で、本当は今日も隣にいるのが嫌なんだけど。(笑)でも二人のコンビネーションとこのキャストの熱気が伝わって来る映画です。ここの熱気と映画の熱気と十分に感じて楽しんでください。原作の漫画は3巻まであって、この映画はその1巻部分です。皆さんがもっと盛り上げてくれたら、もしかしたら続きが観られるかもしれないので、応援して下さい。
鶴見:突き抜けた映画で久々にクレージーな役をやらせてもらいました。鹿角さんのCGの技術をお借りして34年間役者をやってますけれどもとんでもないことになってしまいました。黒川芽以さんに変態プレイをするシーンがあるんですけど、その辺りからアクセルはもう全開でしたね。この映画を作ったスタッフは本当に大変だったと思うけど、その分見ごたえのある映画になりました。
仁科:僕は坂口さんに謙虚にお願いされてこの映画に出ることになったんですが、やってみたら打ち合わせなしで急にビンタされたりして大変でした。ヤクザウエポンというタイトルに全然負けてない映画です。人間関係とか親分とか友情とかちゃんと描かれているので楽しんでいってください。
西:女子が誰もいない現場で男ばっかりで、むさくるしかったですけど楽しかったです。
山中:僕は原作の見た目と少しキャラが違うと思われるかもしれないですが、坂口さんと山口さんにこんな大役をいただいて、気合入れて撮影しました。ギャーギャー騒いでワイワイ盛り上がって観てください。
ペ:素晴らしい人たちと素晴らしい映画に出させてもらって本当にうれしいです。山口さんと坂口さんとずっとやりたかったので、いい役をもらえて、「デッドボール」にも出させてもらってます。是非観てください。
島津:坂口さんとは10年前に「サムライ」という映画で一緒にやっていて、僕はそれから久しぶりにアクションをやったんだけど、坂口さんはまだ全然動けて、これがアクション俳優なんだなって思いました。ケンカのシーンの本番中はけっこう当たったりとかもするんだけど、全然痛くないからそれで芝居がしやすくなったりしてやりやすかったですね。
村上:この映画はすごいものを作るぞっていう熱がすごかった。スクリーンにはダメだけどポップコーンとか投げたくなるくらい楽しんでいいと思うし、それにガンガン答えてくれると思う。坂口さんとは殴り合うシーンが多かったんだけど、途中からもうめんどくさくなっちゃって、もう当てちゃおう!って。だからすごくリアルです。(サプライズで観客からハッピーバースデイを歌ってもらい、山口監督から誕生日の花束が贈呈。)すみません・・・こんな公共の場所で。僕はこの作品に出てふっきれたので、今後の俳優人生もふっ切っていきたいと思います。
鹿角:片腕がマシンガンになる設定が、「片腕マシンガール」とネタ的に少しかぶってるけど、それが逆にどのくらい成長してるのか楽しめると思います。