現在公開中の映画『あぜ道のダンディ』。
テアトル新宿にて、33年ぶりに主演を務めた光石研(49)と光石の息子役を演じた森岡龍のトークショーを行いました。

森岡龍:
今日はサッカー観戦で眠いなか、
『あぜ道のダンディ』をご覧くださりありがとうございます!

光石研:
ぼくは仕事終わって帰ったらなでしこジャパンの決勝戦は見れなくて。
再放送で観たけど、ほんっと感動しました。

森岡龍:
やっぱり女子は強いですよね。

ーー大先輩の光石さんと現場で一緒にいて
 これは!と思ったことなどありますか?

森岡:
ホントはすごいのに、すごいと思わせないところが…

光石:
それ、すごくないってことだろ!

森岡:
光石さんって、仕事ない日は何してるんですか?

光石:
最近、台詞覚えが悪いから台詞覚えたり
ジョギングで膝傷めたから、ジムに行って
年配の方々と一緒にプールをぐるぐる歩きながら台詞ブツブツ言ったりしてる。
最近つくづく俳優の仕事って身体だと思った。
どう台詞を言うか、なんかより
如何に決まったところをきちんと走れるか、とか
そういうことが重要。

ーー現場で俳優さん同士って演技プランとか話されているんですか?

光石:
ぼくは全然。

森岡:
ぼくは割と話します。

ーー33年続けるコツは話し合わないことかもしれないですね。

森岡:
話すのやめます(笑)

デビュー作『博多っ子純情』以来の主演作である『あぜ道のダンディ』を普段と変わらずに演じ切った光石研と自身も俳優であり、監督もこなし、光石も出演した最新作がぴあフィルムフェスティバルに3度目の入賞を果たした森岡龍。
根っからの映画人ふたりによる貴重なトークショーでした。