4月30日、丸の内TOEI①にて『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』の初日舞台挨拶がおこなわれ、浅野忠信、堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみ、佐藤英明<監督>が登壇しました。

日程:2011/04/30
会場:丸の内TOEI①
登壇者:浅野忠信、堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみ、佐藤英明<監督>
MC:伊藤さとり

○挨拶

浅野忠信:
皆さんありがとうございます。この作品は僕にとって特別な映画です。
僕は赤塚さんが本当に大好きで、部屋に赤塚さんの写真を張っていたくらいなんです。
そしたらこの作品のお話がきて、赤塚さんが僕を選んでくれたんじゃないかって思いました。
大好きな赤塚さんを演じれて、そしてこうやって皆さんに見ていただけることが嬉しいです。
今日はありがとうございます。

堀北真希:
今回は赤塚先生の担当編集者というとても大変な役を演じました。
ギャグマンガはあまり読まないので、赤塚先生のこともあまり知らなかったのですが
初美という役同様に赤塚先生の世界に入り込めたので変なこといっぱいやっている私たちを
見てほしいです。今日は来てくださり本当にありがとうございます。

阿部力:
ゴールデンウィーク2日目に来てくださりありがとうございます。
今回赤塚先生のことを調べたのですが、赤塚先生も中国で生まれて日本に戻ってきたという
共通点があり、不思議な縁を感じたのでこの映画に関われてよかったです。

木村多江:
皆さんお忙しい中来てくださり本当にありがとうございます。
私は実在する方を演じたこがあまりないのですが、今回はどうやって奥様は
赤塚先生を支えていたのだろうと実際の写真を毎日見て撮影に望みました。
今日は頭をバカにして楽しんでいってください。

いしだあゆみ:
皆様お越しくださいましてありがとうございました。
内容は見てのお楽しみですが、浅野さんかわいいです(笑)
皆さんどうぞお楽しみください。

佐藤英明<監督>:
2年前に本格的に動き出したこの作品ですが、本当にキャストの皆さんに助けられて
この映画が完成しました。観客の皆様に見てもらい本当の完成になると思います。
皆さんこの映画をどうぞよろしくお願いいたします。

○赤塚不二夫さんを演じるにあたって思ったことは?—浅野忠信

浅野忠信:
この役柄をNOと言ってしまうと、赤塚さんを否定することになりますからね。
破天荒な赤塚さんを演じて自分をリセットできた感じがあった。

○この作品の注目してほしい点などはありますか?
—堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみ

堀北真希:
監督からは編集者と漫画家の「絆」を描きたいというお話だったの
ラストシーンは注目です。

阿部力:
赤塚先生が酔っ払って「オレの母ちゃんはすげーんだ」って自慢するところが好きですね。

木村多江:
浅野さんとお母さん役のいしださんが会話するシーンは親子の関係性がすごく伝わるので
見所のあるシーンだと思います。

いしだあゆみ:
赤塚さんとお母さんの親子の絆が本当に強すぎて
木村さんが演じる奥さんは辛かったのではと思いました。

○この作品と作る上で監督として意識した点は?—佐藤英明<監督>

佐藤英明<監督>:
キャストの皆さんの誰も見たことのない一面を引き出せるように脚本を書きました。
去年から着ているこのTシャツ(赤塚不二夫がプリント)着ていると皆さんに無理な注文も
はっきりと言えました(笑)

○赤塚不二夫さんの魅力は?

浅野忠信:
小さい頃なんかは自分の好きなようにしたときに周囲から怒られることがありますが
怒られる自分がいてもいいのではないかと、赤塚さんを演じて思いました。

堀北真希:
実際に赤塚さんの編集者をしていた武居さんにお話を伺ったら
赤塚さんは甘え上手だったらしく、私は甘え下手なのでうらやましく感じます。

阿部力:
映画でも破天荒な赤塚さんですが本当はすごくやさしい人だと思いました。

木村多江:
赤塚さんは子供のように純粋な方なんだなと思いました。

いしだあゆみ:
親の育て方がよかったのでしょうね。いい意味での放任主義。
すばらしいご両親だったのだと思います。

本作は奇才・赤塚不二夫とその担当編集者の「絆」を赤塚特有のギャグ満載でコミカルに描いた作品。
ハリウッド進出も果し世界的に活躍する俳優・浅野忠信を赤塚役に起用し、担当編集者である
武田初美を清純派女優の堀北真希が演じるということで注目を集めている。
特に浅野は赤塚の大ファンということで、初日を迎えたこの日も感無量という表情が印象的であった。舞台挨拶の最後には観客と一体となって赤塚の代表的ギャグ「シェー」を披露する場面もあり、公開初日を笑顔で飾っていた。

(Report:有城)