「Yell,Laugh&Peaceカウントダウンフェスタ」3日目の3月20日(日)、那覇市の桜坂劇場で「はんにゃが学ぶタランティーノの魅力『デス・プルーフ』」のトークショー&生オーディオコメンタリーが行われました。この日最初となるトークイベントには、バッファロー吾郎・竹若元博、COWCOW・山田與志、2丁拳銃、POISON GIRL BAND・阿部智則、はんにゃが出席しました。

まずは、はんにゃの2人が司会で登場。2人とも映画は好きだそうですが、クエンティン・タランティーノ監督の作品はあまり見たことがないため「先輩方から(タランティーノ監督作品の)魅力、映画の見方を学びたい」と、タランティーノ好きの先輩たちを舞台に呼び込みました。

はんにゃ・金田哲はタランティーノ作品では『パルプフィクション』『レザボア・ドッグス』は見たことがあると話すと、竹若らは「ふむふむ」とうなずき顔。一方、「『キル・ビル Vol.1』は観たけど、『キル・ビル Vol.2』は観ていない」という川島章良には、「なんで『1』を観て、『2』を観ないんだ! 2つで1つの作品だぞ」ときつくツッコミを入れていました。

「『デス・プルーフ』は見たことがない」と言うはんにゃに、タランティーノ作品好きの竹若が前置きとして作品を解説しました。「低予算でつくるB級映画で、2本立てで上映されるような作品」と説明すると、2丁拳銃・小堀裕之が「吉本の神保町花月みたいなものですね」と悪ノリを。慌てた一同がすかさず「身内批判か!」とツッコむなど、ヒヤヒヤな一幕も見られました。

トークの途中、小堀が座布団を舞台に出して生オーディオコメンタリーの準備を始めると、その横から阿部がそれを片付けるという意味不明な行動を。それを見た竹若が「こんな感じのハチャメチャな作品」とフォローするも、山田は「お前ら、笑いが“たらんティーノ”」とツッコみ、会場を沸かせていました。

トークがグダグダに(!?)なりかけたところで、強制的に会場の照明が落とされ、上映がスタート。一同は座布団を枕にして寝そべり、靴を脱ぐなどそれぞれがリラックスした体勢で鑑賞。何も知らない川島がオープニングのアニメ映像を観て「アニメじゃないすか!?」と文句を言うと、「違うよ、観てて!」と全員がキレ気味にツッコミを入れるなど、コメンタリーは順調に盛り上がりを見せていました。しかし、15分ほどすると全員が映画に見入ってしまい、コメントがほぼ皆無に。その後、タランティーノが登場したシーンで「お、タランティーノ!」と一瞬盛り上がりましたが、再び沈黙モードで映画に没頭していきました。芸人をも黙らせるとは、さすがタランティーノ作品です!