映画『インセプション』ブルーレイ&DVD発売記念「インセプション アワード2010」授賞式 レポート
2010 年最も世界を驚かせ、衝撃を与えた映画『インセプション』にちなみ、今年日本中の人々に強い影響を与え“インセプション”し、日本を大いに元気づけてくれた方を表彰する「インセプションアワード2010」が制定され、秋元康氏が受賞した。
まず、表彰に先立ち映画『インセプション』が今年、映画界にどのような影響を与えたのか、日経エンタテインメント!編集委員の品田英雄氏が、今年のトレンド傾向とあわせて語った。
★今年のトレンド傾向:
「高価値高価格」→3D映画、iPad、iPhoneなどのヒット/「仲間力」→サッカーW杯、AKB48の活躍/「非素顔」→マツコデラックス、時代劇、アバターのヒット
★エンターテイメント業界の傾向/『インセプション』解説
昨年の映画興行収入2109億円に対し、今年は2300億円に近いことを挙げ、ハリウッド力の復活と解説。
来年は、よりクリエイティビティが復活してくると予想。
その中で、『インセプション』については、「豪華キャスト・クリエイティビティ・アイディアの3つのすごい柱がある。今までの監督がやってこなかったことを追求し、今までにないものを形にした素晴らしい作品」と解説した。
その後、「インセプション アワード2010」受賞者が発表され、秋元康氏が登場。ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション ジェネラル・マネージャー福田太一より盾が授与された。
秋元「本当に嬉しいです。去年もなく、来年もない今年だけの賞をいただけて嬉しいです。はっきり言って宣伝のための賞でしかないのに受賞して喜ぶのはどうなのだろうと思ったのですが、クリストファー・ノーラン監督が大好きで、本当にこの映画のファンなので、ありがたく頂くことにいたしました。」とコメント。
その後、今年、「2010流行語大賞」入賞、「第23回トレンド大賞」受賞、「グッドデザイン大賞」金賞を受賞したAKB48から、指原莉乃、仁藤萌乃、横山由依の3名が登場、花束を贈呈した。
今、若手で注目の3名からは、それぞれ祝福の言葉が届けられた。
横山「秋元さんといえばサプライズ。嬉しいサプライズで今年、研究生からチームKに昇格しました。ありがとうございます!」
秋元「自分で深く考えるとあまり面白くない。来年の彼女たちのテーマは予定調和を狂わせることですね。」
仁藤「じゃんけん選抜とか、メンバー自身も楽しみながら出来ることを考えてくれるのが嬉しい。今年は海外公演もあり、よかったです。」
秋元「運で左右されることが多い仕事なので、自分が運を持っていると自信をもつことが大切だと思います。」
秋元氏より、「最後、指原はどんないいことで締めてくれるんだろう」とフリがでると、
指原「秋元先生は本当に素晴らしいと思うんです。秋元先生の頭の中に入って、記憶を植えつけて、私をセンターにしてもらうようにしたいです!」とインセプション宣言。
それを受け、「ちゃんと映画を見ればわかりますけど、頭の中にもセキュリティの人がいるんです」と交わす秋元氏に、負けじと「そこをさらに交わして植えつけるんです!まずは前田敦子と大島優子を記憶から消すとこから始めます!」とさらにアピールし、会場を沸かせた。
また、本作に出演を果たした渡辺謙氏より「秋元さんという名前を聞かなくても、秋元さんの活躍が日本のメディアを沸かさないことはありませんでした。羨ましくもあり、素晴らしいことだと思います。受賞おめでとうございます。」と秋元氏の功績を称えるVTRが届けられた。
その後、囲み取材でも
秋元「センターになるアイドルにしゃべる奴はあんまりいないんですよ。指原には放送作家にならないかと言ってるんですよ。何年かしたら元センターの裏方になってると思う」と語り、会場は笑いに包まれた。
最後には、「本当に今年だけの賞ではありますが、天才クリストファー・ノーランの素晴らしい作品ですので、本当に皆さんにブルーレイ&DVDで観ていただきたいですね」と秋元氏が作品のPRを行った。