本日10月24日(日)、東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画「しあわせの雨傘」舞台挨拶が行われ、来日した主演のカトリーヌ・ドヌーヴを真矢みきさんが迎えた。
 映画は70年代を舞台に、ドヌーヴ扮する「お飾り妻」が、病気の夫に代わって雨傘工場を立て直し、果ては社会までも変えて行く物語。ドヌーヴは、ジャージ姿や歌って踊るユーモラスな姿を披露している。
 社長としてリーダーシップを発揮する役柄を演じたドヌーヴを迎えたのが、毎年「理想の女性上司」ランキング常連の真矢みきさん。「しあわせの雨傘」の日本初上映に華を添えました。

ドヌーヴ×真矢みきさん、という豪華な写真をおさめようと、スチールの方が殺到!予定よりも長いフォトセッションとなりました。

カトリーヌ・ドヌーヴ=D 真矢みきさん=M
舞台に登場
Q:まず一言お願いします。
D「この作品を携えて来られてとても嬉しいです。フランスでもまだ公開されていないんですよ」

Q:「今回の作品、8年ぶりのオゾンとのコラボレーションはいかがでしたか?」
D:「8年で人はすごく変わるので、二人ともとても変わりましたね。『しあわせの雨傘』は、特にコメディでしたし、親密で良好な関係を築けてよかった」

Q:今年に入って二回目の来日ということですが。
D:「日本のことは大好きで何回も来ているのだが、あいにく滞在はいつも短くて・・。今回もショートステイです」

Q:「10月22日が誕生日だったそうですね。そして今日は、スペシャルゲストがお祝いにかけつけてくれました!!『しあわせの雨傘』のスザンヌは、男性からも女性からも愛されるキャラクターですよね。この方も日本で、女性からの憧れ、男性からの羨望を集める方。真矢みきさんです」

二人でフォトセッション

M「みなさんこんばんは。はじめまして、ドヌーヴさん。スクリーンを通さずお目にかかれて光栄です。今日はドヌーヴさんにちなんで、雨傘が必要な天気となり、ロマンチックな日だと思って家を出てきました。そして「お誕生日おめでとうございます」(フランス語で)」

Q:「真矢さんは、もう『しあわせの雨傘』をごらんになったのんですよね」
M:「ドヌーヴさん演じるスザンヌの自然体なる愛の溢れる感じが、どんなに時代が変わろうと、変わらない愛で包まれていると感じました」

M:「今日から傘をさすたびに、スザンヌの愛につつまれて雨に濡れない、そんなポイティブな気持ちになりました」

Q:「映画を見るとき、自分と重ね合わせることがあると思うのですが」
M:「ドヌーヴさん、スザンヌと自分を重ね合わせるところはありましたか?」
D:「共通点はありましたし、ポジティブに何があっても、前向きに関係を築いていけたら、と思ったりしました」

「ポスターは、とてもスポーティですよね」
「確かに、この作品は、このシーンから始まるので、きっと皆さんはとても驚かれると思いますけれど、私を良く知る人は驚かないと思いますよ」

M:「ドヌーヴさんのアイデアもいかされているそうですね」
D:「このシーンで提案したのは、ヘアカーラーを付けたまま走るということで、時間を短縮する為に、よくアメリカ女性等もやる方法かな。洗練されすぎないようにしたかった」

Q:「人生を楽しむ、謳歌することがとても良く伝わってくる映画ですね。ドヌーヴさんの秘訣は?」
D:「今現在を楽しむということです。特に、こうやって観客の皆さんにお会いすることも」
M:「そうですね。こうやって半世紀生きてくると賢くなって、好奇心旺盛で柔らかい視線をもって生きていきたいですね」

Q:「今回の来日で、絶対やりたいことは?」
D:「今回は無理だけど、次回は仕事で来る時でも、オフの日をいただいてどこか旅行してみたいです」