第23回東京国際女性映画祭:『アメリア 永遠の翼』衆議院議員 辻元清美氏トークショー
“輝かしい歴史の偉人たちのスピリットに学び、夢を叶えよう!”
「この映画は“ミッション、パッション、ファッション”を兼ね備えている」
11月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開のヒラリー・スワンク&リチャード・ギア出演、実在の女性飛行士アメリア・イヤハートの人生を描いた感動の物語『アメリア 永遠の翼』。アメリア・イヤハートは女性として初めて大西洋を横断飛行し、数々の記録を打ち立てた実在の女性飛行士。「史上最も有名なアメリカ人10人」に選ばれ、“光の女神”と称えられた彼女の夢と愛と冒険に満ちた人生が、いまスクリーンに蘇ります。アメリアを演じるのは2度のアカデミー賞に輝くヒラリー・スワンク。彼女は自ら製作総指揮に名を連らねるほど本作に惚れこみ、役作りを行いました。またアメリアの人生を支える夫役には、ゴールデングローブ賞に輝くリチャード・ギアが扮し、豪華キャストが壮大な物語を彩ります。
本日は、学生時代に民間国際交流団体「ピースボート」を設立、以後13年間、地球一周クルーズを含む24回の航海を実現し世界約60カ国を訪問、各地で民間外交を展開してきた辻元清美氏をお迎えし、トークショーを行いました。
■日程■ 10月24日(日)13:25〜13:5 0
■会場■セルバンテス文化センター オーディトリアム(千代田区六番町2−9 セルバンテスビル)
■トークゲスト■衆議院議員 辻元清美氏 (司会進行:小藤田千栄子氏)
MC:映画をご覧頂いた感想はいかがでしたか?
辻元さん:いつの時代も女性がチャレンジしていくには、色々と制約がありますが、それを突破していく女性がいたから今の自分たちがいるんだと、元気になりました。国会はまだまだ男性社会ですし、男性と違って女性議員には“政治家の夫”というのはいないので、映画のリチャード・ギアのような献身的な夫がいたらいいなと思いました。なかなか現実は厳しいですけど(笑)。今は、私の“政治の母”である土井たか子さんの道をまっしぐらに進んでいるところです。土井さんは女性の先駆者なので、土井さんの映画があってもいいですよね。(その)主演女優を(私が)がんばって狙ってみようかな(笑)。
MC:この映画は女性監督であるミーラー・ナーイルが監督していますが、どのように感じましたか?
辻本さん:実はあまり期待していなかったんですが(笑)、だたのサクセスストーリーではなく、ヒューマンドラマがあり女性監督らしい細やかさがあって体にしみ込んでくる感じでした。
MC:今後の辻元さんの夢はなんですか?
辻元さん:今までも色んな(国土交通省などの)会合に参加しても、ほとんど男性ばかりで女性を1/3以上入れろと言ってもなかなか難しいという現状があります。私の夢は「国会の会議で男女の比率を半分にすることです!」。まず、夢があれば言葉に出すことが大切です。夢が言葉になると、言葉が意志になる。そして、意志が行動を生み、行動が連帯になる。そうなると、賛同してくれる人が現れてきて、実現することが出来ます。実は、私も子供の頃は転校が多かったので、引きこもりがちになってしまってあまり学校にも行かず、暗かった時期もありますが、いい先生との出会いなどもあり変わることが出来ました。例えば、お金も時間もないと先に言ってしまうと何も進まないので、お金がないならどうしたら出来るか、時間もどうしたら出来るかを考えてみて下さい。この映画は、“ミッション、パッション、ファッション“を兼ね備えた映画だと思います。やっぱり先駆者はかっこいいなと思いました。