映画『オカンの嫁入り』完成披露宴&舞台挨拶 華やかに開催!公式サイトに森井家コンテンツ登場!
第三回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞受賞の咲乃月音の小説「さくら色 オカンの嫁入り」が、デビュー作『酒井家のしあわせ』でサンダンス・NHK国際映像作家賞2005日本部門を受賞した呉美保監督、脚本により映画化されました。
『オカンの嫁入り』は、宮崎あおい、大竹しのぶの初共演で贈る母と娘のものがたり。実力派二大女優の初共演、活躍めざましい桐谷健太、ベテラン國村準など、個性的で豪華なキャストが顔を揃えました。
7月28日(水)、明治記念会館にて完成披露宴、続いてTOKYO FMホールにて舞台挨拶が行われました。宮崎あおいさん、大竹しのぶさん、桐谷健太さん、絵沢萠子さん、國村準さん、そして呉美保監督が揃って登場。それぞれ、作品への思いを語りました。和やかな雰囲気の中、お互いに突っ込みを入れる場面もありアットホームな完成披露宴と舞台挨拶となりました。
『オカンの嫁入り』公式サイトに森井家コンテンツが登場!
森井家では、月子や陽子を中心に、研二・サク・村上など皆が集まり、個性的な会話を繰り広げます。また、監督こだわりのセットや小道具をご覧いただけるギャラリーなどを展開中。
今後も、隠しアイコンなど追加していく予定です。
【完成披露宴 概要】
■日時:7月28日(水)
■場所:明治記念会館
■登壇者:宮崎あおいさん、大竹しのぶさん、桐谷健太さん、絵沢萠子さん、國村準さん、呉監督
Q:作品のお勧めポイントは?
宮崎さん:自分と同年代で、お母さんとの関係に悩んでいたり、素直になれない女の子に見てほしいですね。母親との日々って、当たり前の日常のように感じてしまいがちですが、本当はとっても短くて大事な時間だと思う。
この作品を観て、一緒にいられる時間の大切さを感じてほしいですね。
大竹さん:どの年代のどんな人にも、ぜひたくさんの人に見てほしい。
私たちは、与えられた役柄を演じたまでにすぎないけれど、本当に魅力あふれるキャラクターと物語になっています。
桐谷さん:生きとしいけるすべての人々に観てもらいたいです!!
題材は「オカン」ですが、根底に大きなテーマがあって、それは「当たり前と思っているが、かけがえのないものがある。人間はないものねだりをしてしまいがちだが、今あるものの大事さにはなかなか気付けない。」この作品を観て、そういうことを感じてほしいです。
國村さん:物語に出てくる、血のつながった親子は月子と陽子だけだが、登場人物がみんな家族のように、それぞれの役割をもってつながっている作品。
「家族」について考え直すためのいい映画です。
Q:監督へ。こだわったポイントは?
呉監督:「なぜ、いまこの人は怒っているの?なぜ笑っているの?」という、台詞にはない部分を大事にしました。キャラクターのバックボーンが透けて見えるような、人間を描きたかった。この作品の中で起こる、突飛な出来事を、観客が、自分をどこか投影させれるようなキャラクターつくりに力を入れました。
【舞台挨拶 概要】
■日時:7月28日(水)
■場所:TOKYOFMホール
■登壇者:宮崎あおいさん、大竹しのぶさん、桐谷健太さん、絵沢萠子さん、國村準さん、呉監督
【舞台挨拶】
宮崎さん:作品が完成して、お客様に観ていただく初めての機会なので、とても緊張しています。初共演した大竹さんには、「現場での在り方」というものを教えていただきました。「役者として」だけでなく、人として、大竹さんのように大きな人になりたいと心底思いました。同性からも異性からも愛される、本当に素敵な女性だと思います。桐谷さんは、現場でも本当におしゃべりで楽しい人!いろいろ話し合いをした現場だったし悩みもありましたが、「いい作品作り」の為に、みんなでひとつになれたとてもいい現場でした。
大竹さん:皆さま暖かい拍手をありがとう。このかわいらしい娘(宮崎)の反対を押し切って、このへんちょこりんな男(桐谷・会場笑い)と結婚したバカな女です(笑)というのは冗談ですが…。初共演のあおいちゃんは、本当にお芝居も素晴らしく、かわいらしくてしっかりしていて。完成作品をみて、「この子には、【映画】の女優さんをずっとやり続けて欲しいな」と心から思いました。あおいちゃん演じる月子と、取っ組み合いのケンカをするシーンがあったんだけど、あおいちゃんの力が強くて強くて(笑)。
とにかく、寒い時期だったのですが楽しく仲の良い現場で、良かったです。
桐谷さん:大竹さんとは、「15歳年の差」のカップルを演じたのですが、観てもらえば分かりますが、まったく違和感なく演じました!
絵沢さん::素晴らしい作品。大げさじゃなく、自分の人生が変わってしまうような衝撃を受けた作品でした。
國村さん:こんなにたくさんの方々にいらしていただけて、とても嬉しいです。
関西が舞台の作品ですが、関西人らしい、よく言えばおおらかさ、悪く言えばおおざっぱな(笑)土地柄・人柄が出ています。是非楽しんでください。
監督:出演者のみなさんに恵まれた作品になりました。母と娘がそれぞれ、キャラクターの「人生」を現場で何度も話し合いながら作り上げ、最後、二人の母娘のシーンでは、お二人が役を超えて、本当の親子に見えたほど。そんな瞬間ができたかけがえのない作品になりました。