6月3日、映画『告白』の公開を目の前にしたこの日、都内の女子高である品川女子学院にて、藤原和博氏の主催する「よのなか科」の特別授業が行われ、そこに特別ゲストとして主演の松たか子、監督の中島哲也が出席し、25名の女生徒とともに熱いディベートを交わした。

「よのなか科」を主催する藤原和博氏は、東京都初の民間人校長として広く知られ、最近話題となった『夜スぺ』を実施した人物でもある。「よのなか科」とは、企業人、自営業者、ホームレスまで様々な社会人を講義に招き、世の中について学習する体験型授業のことで、今回は映画『告白』をテーマに品川女子学院で行われた。

生徒たちは事前に、3回の授業を行っており、4回目の今回が最後の授業となっていた。授業に参加する前の記者会見で主演の松は「事前に生徒さん達の学習している様子をDVDで観たんですけど、みんな自分の意見を持っていてすごいなと。演じる前に観ないでよかったです。」と生徒たちの真剣さに感心している様子だった。

授業は松たか子、中島監督、藤原氏、そして25名の生徒たちが、映画『告白』の内容に即して「“復習”は是か非か」をテーマにディベートをする形で進められ、映画の核心を突く発言がいくつも生徒から飛び出し、熱のこもった1時間の授業となった。

授業にゲストとして参加した感想を中島監督は「『告白』という作品は、いろんな話ができるように作ったので、今日ここに来れて本当に嬉しかったです。」と述べ、松も「いろんな意見が聞け、参加できてとてもよかったです。みんな素晴らしい意見を持っていて、興味深かったですね。」と若い世代と交流を持てたことに満足そうな様子であった。

映画『告白』は、6月5日(土)、全国東宝系公開!!

(Report:森根隆之)