映画『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』入江悠監督×川勝正幸氏 “HIPHOP再考!”トークショー
5月21日(金)、最新作『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』(6月26日(土)より新宿バルト9他にて全国順次公開)の入江悠監督と、サブカルチャーを語らせたら右に出る者はいないエディター・川勝正幸氏によるトークショーイベントがSPBS(Shibuya Publishing BookSellers)にて実施され、お二人のHIPHOPへの“熱いソウル”が炸裂しました。
≪今こそジャパニーズHIPHOP総括の時!現代を生きる若者たちにHIPHOPを!≫
5月21日(金)、6月26日(土)より新宿バルト9他にて全国順次公開される最新作『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』の入江悠監督と、HIPHOPを黎明期から見守り続けてきたエディター・川勝正幸氏によるSPBSラボ主催のトークショーイベント「HIOHOPを再考する!」が実施された。
80年代以降、スチャダラパーなどの活躍により栄光の時代を迎えたジャパニーズHIPHOP。しかし今世紀に入り、HIPHOPは「ラップ」という単語を聴くだけで若干気まずさすら感じる危うい存在になりつつある。川勝氏は80年以降のジャパニーズHIPHOIPの流れを秘蔵音源を交えつつ解説し、「先日、スチャダラパーの20周年記念ライブに行った。彼らはまだまだ元気ですよ」とジャパニーズHIPHOPのレベルは落ちていないことを力説。『SRシリーズ』で日本語ラップを愛する北関東の若者たちの青春を描いている入江監督は、去年から全国を映画の公開でまわってみて、HIPHOPは嫌われている存在だと思った。なんか“ヤンキー臭”がするみたいで。でもその拒否反応も面白くて、『じゃあ、やってやろう』と思って『SRサイタマノラッパー』を撮った。20代、30代の方に『この映画を見てHIPHOP好きになった』と言ってもらえたのは嬉しかったですね」と、HIPHOPの面白さをアピール。話しが川勝氏も絶賛の入江監督最新作『SRサイタマノラッパー2』の舞台が群馬県であることに及ぶと、「群馬出身の糸井(重里)さんが、“群馬”というのがなんか恥ずかしくて“G県”と名付けた。G県ブームが巻き起こるといいね」と言うと、入江監督は「前作の舞台は僕の出身の埼玉なんですが、その次に馴染みがあったのが実家のすぐ近くの群馬県だった、という結構単純な理由なんです」と会場の笑いを誘った。
『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』は6月26日(土)より、新宿バルト9他にて全国順次公開される。
映画『SRサイタマノラッパー』はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009にてグランプリを受賞し、小規模公開ながらその内容と新しさで超ロングラン公開された青春HIPHOP映画。
5月28日:アミューズソフトよりDVD発売予定。
6月17日:太田出版より小説発売予定。
待望の第2弾となる『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』は6月26日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国順次ロードショーされる。