2010年1月23日公開『すべては海になる』は、『腑抜けども、悲しみの愛をみせろ』で、カンヌ国際映画祭批評家週間を沸かせた佐藤江梨子と、『誰も知らない』カンヌ映画祭コンペティション部門最優秀主演男優賞を受賞し、10代ラストを飾る渾身の演技が魅力の柳楽優弥によるダブル主演作品です。また NONFIX にてドキュメンタリー番組・「韓国における日本文学のあいまいな軽さ」を制作演出など、TV演出、TV脚本を手掛ける傍ら、小説家としても「ベイビーシャワー」「すべては海になる」など女性の心情を描きだすのに定評のある山田あかねの映画初監督作品です。下記日程にて完成披露試写会を行いました。

11月16日スペースFS汐留 佐藤江梨子、柳楽優弥、山田あかね監督

─書店員の夏樹を演じてみていかがでしたか?

佐藤さん:姉と弟が本屋さんで働いていて、自分自身も書店員になりたかったし、夏樹は等身大の役だったのでとても楽しかったです。

─佐藤さんと共演してみていかがでしたか?

柳楽さん:カンヌ国際映画祭の時に、佐藤さんを見つけて思わず、「あっ!サトエリだっ!」と叫んでしまったこともあり、今回共演できたことはうれしいし、何だか縁を感じます。

佐藤さん:私のこと知ってくれているんだ。わーい!と思いました。私も縁を感じます。なんか照れますね。

─今回は理想のキャスティングが出来たとのことでしたが、いかがですか?

監督:佐藤さんは本が好きで、さらには、夏樹に似ているところが多いと感じ、2年前から起用しようと思っていました。柳楽さんに関しては、起用してから、本をあまり読まないことを知り、どうしようか戸惑いましたが、映画を本だと思って演じればいいんだよとアドバイスをしたところ、光治に重なるような、素晴らしい演技をしてくれました。

─今年のクリスマスに本をプレゼントするとしたら、どんな本をあげますか?

佐藤さん:勝新太郎さんの「俺 勝新太郎」という本をプレゼントしたいです。柳楽さんがノンフィクションの本が好きというのと、勝新太郎のような、色っぽくてやんちゃな俳優になって欲しいので。

柳楽さん:勝さん超好きなんですよ!その本は読んでないですが、YouTubeで勝さん見てますよ!カッコイイと思って。

─映画PRをお願いします。

佐藤さん:この映画を観れば少しは愛が分かると思いますのでぜひ観て下さい。
柳楽さん:映画を支えているものとして、キャストやスタッフがありますが、今回はそのひとつとしてセリフがあると思います。すごく素敵な作品なので、言葉ひとつひとつを感じて観てください!

1月23日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国ロードショー