リチャード・カーティス監督最新作『パイレーツ・ロック』公開記念、ピーター・バラカンさんスペシャルDJ&トークイベント開催!
10月24日(土)より全国公開となりました、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督最新作『パイレーツ・ロック』。
本作の公開を記念して、10月24(土)にルミネマン渋谷にて、ピーター・バラカンさんによるDJ&トークイベントが行われました。
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【イベント詳細】
●『パイレーツ・ロック』公開記念イベント
ルミネマン渋谷 Presents
〜ロック黄金時代を熱く語る〜
ピーター・バラカンDJ&トークイベント!
●日時:10月24日(土)
●場所:ルミネマン渋谷1F カフェ・マンドゥーカ
(東京都渋谷区神南1ー22ー11)
●イベント内容:
本作の舞台となる1966〜67年の音楽を中心にかけながら、
ピーター・バラカンさんが『パイレーツ・ロック』のモデルとなった、
当時の海賊ラジオの魅力について大いに語りました。
ピーターさんによれば、「今でこそロック・ミュージックと呼ばれるのは、
あまりに当たり前すぎて、誰も疑問にも思わないかもしれないが、
60年代にビートルズが生まれた頃は、まだロックとは呼ばれておらず、
“ポップ・ミュージック”と言われていました」とのこと。
また、海賊ラジオの誕生については、「イギリスで海賊ラジオが
始まったのは1963年。それまでは、民放放送は全くなく、国営放送の
BBC(英国放送協会)だけでした。このBBCという組織は堅苦しく、
また、ラジオでレコードばかりかかるとミュージシャンの仕事が
なくなるということで、(ミュージシャンの)組合が放送局に対して
規制を強いていたのです。でも若者たちのレコードを聴きたいという
欲求が高まります。そして、欲求があるところにサービスが生まれました。
1963年、レイディオ・キャロラインがイギリスの法律の及ばない国際海域の
オンボロ船の上で開局されました。その後に、レイディオ・ロンドンという
海賊ラジオも誕生します」と当時の状況を解説しました。
そして、海賊ラジオの最後の放送については、
「レイディオ・ロンドンでの最後の放送日は、イギリス国民皆が
ラジオに耳を傾けながら涙したものです。その後、まさかBBCで
レイディオ・ロンドンのDJたちが番組を持つとは思ってもいなかったから、
その時は人生も終わりだと思いました」と語りました。
ピーター・バラカンさんが贈る音楽と楽しいトークに、
会場に居た観客の皆さまも酔いしれ、あっというまの2時間を過ごしました。