昨年11月に全米で公開し大ヒット!!!『トイストーリー』から『ウオーリー』まで世界中を魅了する作品らを手がけたディズニー・ピクサーの中心人物ジョン・ラセター氏が本格的に指導した新星ディズニー第1弾『ボルト』が日本にやってくる!。
6月9日パークハイアットにて『ボルト』日米合同記者会見が行われ、記者からいろいろな質問が飛び交った。登壇者は、以下の通りである。

登壇者:ジョン・ラセター(製作総指揮)、クリス・ウイリアムズ(監督)、バイロン・ハワード(監督)、クラーク・スペンサー(プロデューサー)
佐々木蔵之助(ボルト役)、江角マキコ(ミトンズ役)、天野ひろゆき(ライノ役)

Q:ジョン・ラセター氏へ・・・ジョンさんが手がけるキャラクターは非常にユニーク。今回ボルトは、テレビドラマの主人公であって現実だと思ってしまう犬だと思いますが、なぜそう設定したのですか?。

A:そう設定したキャラクターはすごくポテンシャルが高いと思ったからです。いろんな意味で感動でき、感情移入できるキャラクターを生み出せると思った。そういうイモーション部分が一番大切だと思いました。

Q:ジョン・ラセター氏へ・・・映画製作や実生活を通して、”ボルト”のように勘違いする事はありますか。勘違いから思わぬ大きな力になったりするのでしょうか。

A:アニメーターというのはあまり大人にならなくていい。常に子どものような世界観を持っていた方が逆にやりやすい事もある。特に『ボルト』という世界を作り上げた時に新しい世界を初めて見るような気持ちでいろいろと反応する。小さな事やシンプルなものが非常に興味深いものであったりするわけで、アニメーターというのは、ある意味大人になりきれてない大きな子供であり、こういうアロハシャツを着ていたり、おもちゃをいつもコレクションしている事で・・・。

Q:監督2人・・・今回の仕事の分担は??

A:(バイロン)基本的にクリスがストーリーアーティストとしての背景を重点的にストーリーアーティストと仕事をしてきました。2人ともアニメーターとして15年活動している。僕自身はアニメーションに動きを置いてる。基本的に2人で共有する事をしていたのですが、このような形で重なる作業が多々ありましたので、2人で時間を一緒に過ごしながら、作業する事ができたし、お互い”友達”って事が役に立ちました。大きな責任がいる仕事なので、一人じゃ管理しきれない450人スタッフを率いる事で2人共同で作業をしていきました。

(クリス)アニメーションという芸術は、元々共同作業が多いので、バイロンと長い事友人が役にたった重要な事として、環境としてそういった形で作業をするのが良かった。また友情の間に試練がありました。けれどもお互い友達のままで過ごせました。

Q:クラーク・スペンサー氏へ・・・プロデューサーとして、この作品の完成までに特に大切にしていた事、意識された事は??そしてたくさんの犬種がある中で、今回”アメリカンホワイトシェパード”を選んだ思いれとかあるんでしょうか。

A:まず最初の質問に対して、プロデューサーとしての仕事はクリエイティブな面と製作面で実際に必要になってくる”時間の制約”とかそういう事をうまくバランスを持って仕事をするのが役目ですね。ただ、時間さえきっちり守れば、あまり良くない物を作ってもいけませんので、監督が自分のヴィジョンを完成させるのに必要な時間と与えながらですね、あらゆる要素をバランスを持って、素晴らしい作品に完成させるまで導くのが仕事だと思います。2人の監督が素晴らしい作品に仕上げてくれて感謝してます。2つ目の質問ですが、キャラクター達の中で出てくる”黒い猫ミトン”が性格的にも外見的にも、対照をなすのでいいと思った。

そして中盤には、日本語吹き替え版の声優達も登場した。

Q:それぞれ担当したキャラクターで自分と共通する点。また声優するにあたって意識した点はありますでしょうか。
A:(佐々木)「犬の役という事でこんなかわいい犬を僕がやっていいのかと思ったんですけど、アメリカではジョン・トラボルタさんがやったという事で、僕も・・・って言うのもあれなんですけどやらしてもらえればと思いやりました。正直初めてだからこそ台詞を合わせるのが難しくて、途中自分の感情でしゃべるようにしたら、段々あってきたので、気持ちでやっていけばいいのかなと思いました。犬の演技ができるという演技の幅が広がったので、北大路欣也さんと肩を並べられる役になれたと思います。とても楽しい経験でした。」

(江角)「私も最初は、苦労しました。向こうの俳優さんたちがナチュラルに演じてらしたので、やはり最初合わせるのが大変で、果たしてできるのかと思った時もありましたが、気持ちが入ればとても楽しくできましたし、”ミトンズ”て猫をどんどん好きになりました。また劇場で見るのを楽しみにしてます。」

(天野)「非常に自分に近いテレビオタクなキャラクターなんですけど、自分もTV7時間ぐらい見ますし、”夢を信じれば叶えられるんだ”というあついメッセージをボルトやミトンズに伝えるんですけど、僕も信じればね”素敵なお嫁さん”できるんだってね。気づけば39歳でした。」と冗談が飛ぶ場面も。

サプライズゲストとして天野ひろゆきさんの相方ウド鈴木さんが登場する場面も!!2人で仲良く宣伝する事となったのでした。

8月1日(土)より全国ロードショー!!

(Report:長島美秋)