2月7日(土)より銀座シネパトス他にてロードショーとなる映画『ザ・クリーナー 消された殺人』公開に先駆けて、デジタルハリウッド東京本校にて公開記念イベント試写会が行われた。

満席の会場のなか、麻生首相(福本ヒデ)とオバマ大統領(松下アキラ)が、公開記念イベント試写会に出席。
麻生首相のスピーチからイベントが始まった。
「麻生太郎です。デジタルハリウッドとという非常にこじんまりとしたハリウッドにやって参りました。この映画クリーナー、非常に素晴らしいサスペンス映画で、誰が敵だか分からない。今の政治と同じこと、誰が裏切るか全然分からない。政界のクリーナーになりたいですね」と語り、オバマ大統領は「Change!Yes We can!」と、いつもの決めセリフを披露した。

各スピーチが終わると、1日クリーン推奨隊長の就任式として、デジタルハリウッドの在校生が金のデッキと塵取りを贈呈し、質疑応答に入った。
MCからの「クリーンアップしたい過去は?」との質問に、麻生は「失言を消したいね」と述べた。
また、「この映画のなかには、“誰でも秘密がある”というキーワードがあるが、秘密はありますか?」との質問に麻生は「普段から漢字の本を読んでる。これだけでは不安だから総理の辞め方という本も持ち歩いている。これ内緒ね」、オバマは「耳の後ろにガムテープを貼ってます」と、会場を沸かせた。

麻生首相に本日来場したお客さんより、「麻生首相が以前に、カップラーメンが400円と言っていたが、雑巾の値段はご存知ですか?」とするどい質問が飛ぶと、「1万2千円の定額給付金があれば買えるんじゃないですかね。勇気ある質問ありがとう」と、またも失言。
そして、映画の大ヒット祈願と政界の厄除けとして、1日早い豆まきを行い、クリーン推奨隊長ということで、自ら豆を掃除。「自分のまいた種は自分で拾うのですね」とMCよりの言葉に、麻生は「いやいや、豆だよ」とつっこみ、オバマが「君が笑いをとってどうするんだよ」と、さらに突っ込みを入れた。

映画の主人公の“特殊清掃業”という仕事について麻生は「主演のトムの職業に驚いた。私も総理をしているけど、派遣みたいなものだからね」と語り、オバマは「トム(主人公)は危機的状況に巻き込まれていく。今のアメリカと同じ。この状況をいかに“チェンジ”できるか、私と同じなんだよ。やれるものならやってみろ!と思ったね。とにかく興奮できるね。必ず感動できる!Yes We can!」と語った。
会場は大爆笑のまま、こうしてイベントは終了した。

その後の囲み取材では──
「この前のDVD発売イベントの際には、AP通信もCNNも取材に来ていたが」と、二人(特にオバマ)の人気について聞くと、オバマは「びっくりしましたね。それだけ彼に話題性があるんでしょうね・・私に」と、失笑をよんだ。

また、「豆まきをしましたが、呼び込みたい福と外に出したい鬼は?」との質問に、麻生は「福田は外に行ったし、田中真紀子さんは外に出したいね」と日本の近況を語れば、オバマは「今、アメリカ・世界は一つにならなければならない。そのためには、中国は内、日本は外」と世界の近況を語った。これに対し、麻生は「それを一番気にしてるんだよ」と痛いところをつかれたとの様子。

支持率に悩ませられている麻生に「今日のイベントの支持率は?」と質問すると、麻生は、「今日は意外と、高いよ。30%くらい」即座にオバマが「低いよ!」と突っ込みを入れた。
最後に、二人が映画の魅力をこう伝えた。 
オバマは、映画と自分自身にかけて、「Yes We クリーナー! Yes We クリーン! 危機的状況をチェンジ!これが映画のテーマです!」
麻生は、本日のイベントでも会場を沸かせた定額給付金にかけて、「皆様、是非クリーナーを定額給付金で・・まだ出てないので、出たつもりになって観に来て頂きたい!」
終始、笑いに包まれた本イベントは二人の応援メッセージで締めくくられた。