英国に続き、米国でもオープニング成績がシリーズ最高&初登場1位!3週連続、海外成績No.1!!といった快挙を成し遂げ、世界中で大ヒットを飛ばしている「007」シリーズ最新作、『007/慰めの報酬』が、いよいよ日本でも来年1月24日に公開される。

公開に先駆けて、25日に主演のダイニエル・クレイグとボンドガールに選ばれたウクナイナ出身のオルガ・キュリレンコ、マーク・フォースター監督とバーバラ・ブロッコリ(製作)が来日記者会見を行った。

前作『007/カジノ・ロワイヤル』で世界中から大絶賛され、本作では初めて心から愛した“運命の女”を殺されて復讐心を燃やすボンドを演じたダニエルは、「ボンドは決して復讐を求めたわけじゃない。これは真実を突き止め、自分自身を見出す旅なのだと私は思う」と答え、激しいアクションシーンをこなしたボンドガールのオルガは「初めて本格的なアクションをやったわ。痣をたくさん作ったけれど、それも私の誇り。6ヶ月間ハードトレーニングを受けたのも人生初の経験だった。今ではスタンドウーマンもできそうよ!」とキュートな笑顔を見せた。

そんなオルガに監督は、「監督にとってボンドガール選びは楽しいだろうと皆さん思うだろうけれど、とても大変な作業だったよ。その中でオルガを選んだのは、真実味があり、ダニエルとのケミストリーが良かったからなんだ」と絶賛。
ダニエルも「今回のボンドガールは感情の深みに加え、力強い肉体を持っていなければいけなかったんだけど、彼女はそれを持ち合わせていてきちんとストーリーに溶け込ませていた。すばらしいと思ったよ」と褒め称えると、オルガも「ダニエルは本当に今まで共演した人の中で一番仕事熱心な人。毎日撮影が終わった後、必ずトレーニングに行くの。たぶん寝ない人なんじゃないかしら?(笑)。私をとてもサポートしてくれたし、奨励もしてくれ、“ダニエルが怖くないなら私も怖くない”と思えたほどよ」とコメントし、二人の間に大きな信頼関係が成り立っていることを感じさせた。

そしてタイトルにちなんで、「本作に関わって慰みになったことは?」との質問が出ると、ダニエルは「カリビアンで撮影し、とても過酷な土地ではあったけれど美しいビーチがあってね。それが慰めになったなぁ。もちろん映画を撮り終えることも慰めになったよ」、オルガは「慰め……それより、肉体を使うシーンが多くて大変だったから、撮影が終わったときはとてもホッとしたわ(苦笑)。でも、私の中ではもう一度やってもいいと思えるくらい楽しかった。慰めは、やっぱり観客の皆さんが楽しんで観てくれ、世界中で成功を収めてくれることかしら?」、最後に監督は「僕にとっては興行成績が一番の慰めになるね!」と、現実的な意見で場を沸かせた。

そして本作の公開を待ち望む日本のファンに、ダニエルからメッセージが贈られた。
「これはボンドの真髄といえる作品だ。観て損はない映画だから、日本公開の1月24日をお楽しみに」

(Report:Naomi Kanno)