24日(土)公開となる映画『世界で一番美しい夜』の初日舞台挨拶が、渋谷シネ・アミューズにて行われた。
登壇者は、天願大介監督・田口トモロヲ・月船さらら・石橋凌。
キャスト・監督の並々ならぬ愛情が注がれている本作。それぞれに“見どころや好きなシーンは?”との質問に沢山のシーンが挙げられる中、石橋凌演じる二瓶の「股間で瓦割り!」「股間に土瓶を下げて登場!」の話題に満員の会場は大爆笑!! R18指定かつ文化庁支援の本作、いよいよ公開となり、多くの日本映画ファンを魅了している。

天願監督:自分の頭の中にあるものが実体化して目の前にあるわけですから、うれしくてうれしくて……という感じです。この映画を撮る前に父親が亡くなりまして、その年の暮れに撮って、オヤジの遺作に出た田口さんに出ていただき、個人的には思い出深い作品になりました。基本的に、僕は自分の映画を観てくれる人が大好きです。皆さんを愛しています。今日はありがとうござました。

田口トモロヲ:みなさん映画はどうでしたか? ヘビと貞操帯、そして股間の瓦割り。こんなものを午前中から観られるあなた達は幸せです! 元ARBの石橋さんの股間の瓦割りにはしびれました。“日本映画史上、最高の兄貴”と呼びたいです。そして元宝ジェンヌの月船さんの仁王立ち、過激ですね。男らしかったですね。

月船さらら:女性が裸になる映画はたくさんあると思いますが、この映画の持ってる意味合いがとても強くて、女性の心理をついていて面白かったです。今回、何度かマスコミで貞操帯を取り上げて頂いて、貞操帯に引っかかって観に来て頂いた方を、まんまとだませるような、いろいろな事が織り込まれているので、穿いて良かったなと思います。してやったりです(笑)。

石橋凌:今回は、面白い男の役をやりました。(股間での瓦割りのシーンについて)小道具さんが用意してくれる持ち用具というのがあるのですが、備品に“勃起”とあって。若い女性スタッフが「おはようございます」と渡してくれるのがその、“勃起”という股間につける道具でして、装着して演じました(苦笑)。