幸せをぐるぐる巡る、現代のおとぎ話!映画『バウムクーヘン』初日舞台挨拶!!
“バウムクーヘン”は、ドイツ生まれのお菓子であり、結婚式などのお祝いごとには欠かせない「幸せの象徴」。そんなバウムクーヘンを巡って、ちょいダメ3兄弟が幸せを探し、4つの世界を舞台にぐるぐるファンタジックな恋物語、映画『バウムクーヘン』の初日舞台挨拶が行われた。
登壇したのは、マメ山田、山本浩司、本田章一の3兄弟役と、そのキュートな彼女たちを演じた一色紗英、桃生亜希子、今宿麻美、そして柿本ケンサク監督。
劇中では、それぞれが二役を演じるというユニークな構成になっている。
『スリーピングフラワー』『colors』など、柿本ケンサク監督作品の常連である山田マメによる歯切れの良いトークで、出演者同士わきあいあいとした雰囲気のもと初日の喜びをコメントした。
●マメ山田:「3兄弟の長男をやらせて頂きました。皆わきあいあいとして、一緒に仲良くお風呂屋さんに行ったりして、仲良く撮影しました。(本田章一に「僕は言ってません。」と言われ)君は呼ばないよ(笑)。」
●山本浩司:「ポスターをさっき見たら、男3兄弟がメインの話だと思っていたけど女性3人の映画みたいになっていましたね。僕が宣伝担当でも同じことをしていたと思います(笑)」
●本田章一:(ニートという、自分の内面と向き合っていくという難しい役でしたが?)
「誰にも内面に悩みを持っていると思うのですが、それをモロに出さないようにしました。」
●一色紗英:(柿本監督の現場は?)
「柿本監督は、自分より若いので、年下の監督に演出してもらうというだけで新鮮で楽しかったです。
現場は合宿のようで、寝袋を持ってドラえもんみたいに押入れに寝るという、本当にものづくりという感じでした。」
●桃生亜希子:(一本の作品の中で二役演じる点で苦労は?)
「全然違う対照的な役だと思ったのですが、酔っ払っているところも、すっとんきょうなところも両方自分の中にあったので、あまり苦労はしませんでした。(酔っ払うとどうなるか聞かれて)人に噛み付いたりしますね(笑)」
●今宿麻美:(バウムクーヘン職人の役で、実際にバウムクーヘンを扱ってみていかがでしたか?)
「均等に切るのが凄く難しかったです。」
●柿本ケンサク監督:(4つの世界で構成した意図とは?)
「1つ1つの話を取ると、何でもないよくある話なのですが、それが自分の中では重要で全部つながっている感じです。」
バウムクーヘンの輪のように、4つの世界でぐるぐると回る恋物語、秋の夜長におひとついかが!?
(池田祐里枝)