現在、渋谷のシネマ・アンジェリカ他で、全国大ヒット上映中のアニメーション映画『アズールとアスマール』(監督:ミッシェル・オスロ)。上映期間中には、毎週火曜日にジブリ美術館中島清文館長と各界の著名人によってトークイベント、<ナカジマンナイト>が行われ評判になっている。今回スペシャルゲストとしてTVを中心に幅広い活躍をしているテリー伊藤さんと人気お笑い芸人の千原ジュニアさんがナカジマンナイトに参加し、それぞれの鋭い視線と独自の感性で映画『アズマールとアスマール』の魅力につて熱いトークを繰り広げた。

映画『アズールとアスマール』の感想を聞かれたテリー伊藤は「日々日常的なことを目にしているから、『アズールとアスマール』を見ると自分が違うところに行けて凄く新鮮でした。アニメって現実とは違った別世界へ導いてくれるから凄いですよね。僕が始めて大学2年生の時にピザを食べた時と同じくらいの衝撃でしたよ(笑)」と自身の体験をまじえながら話し観客の笑いを誘った。
一方の千原ジュニアは「映画の絵が凄いですよね。」と本作独特の映像美について触れた。中島館長からキャラクターは3DCGを混ぜながら顔だけがリアルに立体構成されていると説明がされ、キャラクターの顔の印象を尋ねられたテリー伊藤は「普通キャラクターの顔を考えるとき人に好かれる顔にしたくなる傾向があるんですけど、この監督はそこに持っていって無くて違和感があるんですよ。でも段々と見ていくうちにわかっているんです。」と話し同じく千原ジュニアも「見ていると入り込んでしまいす。」とすっかり惚れこんでいる様子だった。
本作のテーマである“異母兄弟”と“異文化”について尋ねられたテリー伊藤は「異母兄弟で血の繋がりは無くても、育つ環境が一緒だと仲良くなれる。また逆境を共有したり第三者が立つことで仲良く成れるんですよね。」と自身の考えを観客に語った。

最後にこの映画をこれから見る観客へ二人から一言ずつメッセージが送られイベントは大盛況で終了した。

テリー伊藤「よくファッションとか真似る人がいるけど、ものまねしなくていいんだと教えてくれる映画です。楽しんで見ていって下さいね!!」
千原ジュニア「なんで僕が今日呼ばれたのか分からないですけど(笑)、来年はテリーさんが映画撮ります!!(笑)」

(Report:大野恵理)