『ピンチクリフ・グランプリ』公開記念トークショーにノッボさんが登場!
シアターN渋谷で2月3日に公開初日を迎えた『ピンチクリフ・グランプリ』。親子で楽しめる人形アニメーションに、土日は家族連れだってご来場のお客様が多数!そんなお客様のために「できるかな」でお馴染みの“ノッポさん”をゲストにお招きしてトークショーを行いました。
入場するやいなや、観客の皆さんと握手をするノッポさん。そんな気さくなキャラクターにお子様連れも多かった客席は大盛り上がり!途中で「どのシーンが面白かった?」「ジャズのシーンがすごいと思った人は手を挙げて!」などノッポさんから客席側に質問が飛ぶなど、アットホームな雰囲気でトークショーは進みました!
MC まずはじめに、ご覧になられた後の最初の感想はいかがでしたか?
ノッポさん:最近仕事柄、いろんな映画を観て欲しいと依頼を受けるのですが、結構最初の5分くらいで眠くなってしまうものも多いんですよ(笑)でもこの作品は冒頭のカメラマンのおじさんがクレジットを映すシーンを拝見しただけで「これは何かちがうぞ!」と感じましたね。5分で眠くなるどころか、1時間半ずーっとほっぺが緩んだままでした。
「できるかな」という番組にかかわっていたので、アニメーションの仕事を少しは分かっていたのですが、今申し上げた冒頭のシーンだけでどれだけ大変なことをしているかが分かりましたね。だからお話の楽しさやキャラクターが素晴らしいのはもちろんなのですが、それ以上に作り手の情熱が伝わりましたね。だから僕がにこにことほっぺがゆるんでしまった理由は皆さんとはちょっと違うかもしれませんね。試写が終わったあとに、「ああ、良かった!」と思わず独り言を言ってしまいました。
MC ありがとうございます!のっぽさんのなかで一番お好きなシーンはどこですか?
ノッポさん:私は車が完成して、お披露目するときのジャズの演奏シーンがすばらしいと思いました。音楽に正確に合わせてピアノの鍵盤の上を人形の指が動いたり、ゴリラのドラマーがスティックをくるくる回したりしてましたよね。そこまでやった、そこまでディティールにこだわったところが本当に素晴らしかったですね。
MC ノッポさんも俳優活動以外にも絵本作家としてもご活躍されていますが、作り手としての立場から見た場合、この作品はいかがでしたでしょうか?
ノッポさん:「できるかな」という小さいお子さんがお客様の番組にずっと出演していたのですが、そのときに心がけていたのは相手が子供だからといって手を抜かないということです。自分のブログでも書いちゃったのですが、私は芸の少ない不器用な芸人だと思っていますが、お客様に対しては実に誠実であったと思っています。そのようなお客様への誠実さをこの作品から感じましたね。みなさんレースのシーンとか、ジャズのシーンとか面白いと感じるシーンは人それぞれでしょうが、どのシーンも作り手の情熱とお客様への誠実な気持ちが伝わってきます。細かく動く人形のディティールを見るたびそれを感じますね。
MC 最後にノッポさんからお客様にメッセージをお願いします。
ノッポさん:これだけいい映画だからね、ご覧になった皆さんも、宣伝というわけではないけれど、みんなによかったよ、と言ってくださいね。
MC 本日はありがとうございました!
トークショーが終わってからはロビーで大撮影大会&サイン大会に!ポスターを前に決めポーズを取ってみたり、ノッポさんファンの女の子を膝に抱えてあげたり・・・。そのサービス精神とエンターテイナー振りには脱帽でした。昔からのノッポさんファンにも、小さなファンにも同じ目線で接する姿はいくつになっても変わらないんだなぁ、とこちらがほのぼのしてしまいました。