『魂萌え!』初日舞台挨拶!阪本監督「大人の女性を描くのはスリリング」
1月27日(土)に『魂萌え!』の初日舞台挨拶がシネカノン有楽町で行われました。
主人公の関口敏子役の風吹ジュン(54)、敏子の夫の愛人役、三田佳子(65)、敏子の息子役の田中哲司(40)、『亡国のイージス』等を手がけた阪本順治監督(48)の四人が登壇しました。
夫の急死によって露わになる長く隠されていた夫の秘密。
平凡で平穏な主婦の暮らしが一変する…。
原作は桐野夏生のベストセラー!
風吹「ドキドキしています。完成披露試写会でもドキドキして皆さんがどんな反応するか不安でしたが、今は本当に楽しんでいただけたらと思います。色んな感想を持てるいい作品に仕上がったと思います。あ、あの一ついいですか?原作、演出、キャスト、こんなにそろっているいい映画は長い間やっていますが本当にありません。いい映画は伝えたいです。」
三田「私達の年代が出る映画が少なくなっているが坂本監督に呼んで頂いて嬉しいです。敏子の“魂萌え!”を押し出す役をやらせてもらっています。」
田中「家を乗っ取ろうとする悪い息子役で出ました。今日は年配の方が多いようですが、娘さん息子さんに映画を見るように命令してください。(笑)」
阪本監督「寒中お見舞い申しあげます。全く今までと違う新しくチャレンジした映画です。若い人達が多い映画の中で大人の女性を描くのはとてもスリリングな映画になりました。」
田中「撮影現場では(風吹を)お母さんというよりは“つきあえるぞ!”と思ってやっていました。(笑)」
風吹「いやん(笑)そんな感じじゃなかったじゃないですか!でも嬉しいです。現場では監督がとても厳しくて気が抜けませんでした。」
三田「監督は人間として男として大きな目をもっていらっしゃる。大きく見ていて、神経質に言うのではなく少しだけアドバイスを言う方です。もう一度やりたいですね。『魂萌え!』を成功したら是非!(笑)」
監督「原作を読んだとき女性の本音がつづられていてガツンとやられて映画にしようと思いました。自分の魂に気づく登場人物をフェアに描こうと思いました。日常生活を過ごしている中で自分の魂に気づいて欲しいと思います。僕自身、映画を撮りながら良い経験になりました。」
風吹「勝ち負けじゃないんです、人生は。先入観を持たずに映画を存分に楽しんでもらいたいと思います。」
(hiromi kato)