11月27日、『イヌゴエ 幸せの肉球』の完成披露試写会が都内で開催され、主演の阿部力さん、相棒のフレンチブルドッグ「ペス」、中村麻美さん、大下源一郎さん、横井健司監督が登壇した。

イヌ年の今年2月に公開され、ドスの効いた関西弁をしゃべる犬「ペス」(声:遠藤憲一)が衝撃と笑いをふりまき大好評だった『イヌゴエ』の続編が早くも誕生!『イヌゴエ』現象は映画のみならず、現在連続テレビドラマ(tvk、テレ玉、チバテレビ、三重テレビ、KBS京都、サンテレビ)でも絶賛放映中だ。

タキシード姿のペスが相棒の阿部力(つよし)さんに抱きかかえられて登場すると、会場は拍手と歓声に包まれた。
主人公、凌を演じた阿部さんは、「自分も犬を飼っていますが、犬と一緒にお芝居することは大変だと思いました。僕よりペスの方が大変だったと思います。普通は食べたら寝るじゃないですか。寝ることもできずがんばっていました。言うことを聞かないんですけど、にくめないですね」と初共演の感想を話した。
一方のペスは、「みんなボクのために来てくれてありがとう!」とスクリーン同様人間語でごあいさつ!?「阿部くんの芝居けっこう好きだよ。間がいいよね」と話した。
実は劇中でペスの声を担当した中村麻美さんがペスの心の声を代弁。中村さんは「凌の恋人・涼子」と「涼子の声で話すペス」の二役を演じているが、関西弁でもなく、名古屋弁でもない微妙な岐阜弁を話すことが難しかったという。岐阜出身の横井監督は方言指導の成果を「やればやるほど味が出ていました」と絶賛した。

映画の見どころについて、最後にペスが締めた。「この映画はホッとできて温かくなれると思うよ。せっかくだからいい気持ちを家に持って帰ってくれるとうれしいな。」
フォトセッションでは肉球も披露してくれたペス。カメラに目線を送るなど堂々とした名犬ぶりを発揮するなど、観客は終始ペスに釘付けだった。

最後までゆっくりと進む、柔らかくて心地良い犬の肉球のような映画で癒されて見ませんか?
(M.NIBE)