第19回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品、新井浩文、山中 崇、三浦友和、川越美和、木村祐一出演山下敦弘監督最新作の 『松ヶ根乱射事件』 の映画祭での上映と舞台挨拶、記者会見を本日10/25(水)に行ないました。

■ 『松ヶ根乱射事件』 舞台挨拶 10/25(水) オーチャードホールにて
 登壇者:山下敦弘監督、新井浩文、三浦友和、木村祐一

新井浩文さん:
数ある作品の中からこの作品を選んでいただきありがとうございました。
今日、面白いと思った方はぜひまた劇場に来てください。

三浦友和さん:
この映画はいろいろな感想があると思いますので、忌憚ないご意見をお聞かせ下さい。

木村祐一さん:
(映画の中で)付き合ってた(池内)みゆき(川越美和)とは別れましたので
 1人でやって参りました。
 この映画は見所がたくさんあり、何度でも楽しんで観ていただけると思いますので、ぜひ劇場に来てください。

山下敦弘監督:
 この映画は、編集している時に町の人間が妖怪っぽく見えてきました。
 妖怪は幽霊と違って形もしっかりあるし、かわいいけれど毒がある。
 編集しながら、そんなことを思うようになりました。

■ 『松ヶ根乱射事件』 記者会見 10/25(水) 文化村リハ室にて
 登壇者:山下敦弘監督、新井浩文、三浦友和、木村祐一

Q:若い監督の作品や規模の小さい作品に積極的に参加されている意図や
気持ちをお聞かせください。(また、監督が「三浦友和さんというと『台風クラブ』のイメージという言葉に対し)

三浦さん:
 第1回東京国際映画祭で『台風クラブ』は賞を頂いたのですが、『台風クラブ』は僕のローバジェット出演作品の1本目で、大変評価もされ、作っているときもとても楽しかった。大きな作品も小さな作品も違いはなく、映画が面白いかどうかだけだと思っています。
 監督が『台風クラブ』への思いいれも込めてキャスティングしてくださり、嬉しかったです。

Q:三浦さんとは現場で演技の話をされたりしたんですか?

新井さん:
 演技の話はしませんでしたね。ハチャメチャな現場だったのですが、リハーサルをしながら、この作品への監督の思いについてよく三浦さんと話しました。

Q:俳優として現場はいかがでしたか?

木村さん:
 撮影中、氷の上のシーンがあったんですけど、氷が30cm張ってるから大丈夫と言われても、氷がミシミシするんです。
 怖いから、氷の上のスタッフを減らして、と頼んだんですが、助監督が「映画に関係のない人は離れてください」って声かけても、「離れたら映画と関係ないってことを認めることになる」と思ったのか、
 誰も現場を離れないんですよね(笑)。

Q:監督、締めを

山下監督:
 悩んで作ったと思っていたわりに、キャストのみなさんには申し分ないことに、思い出すとさらりと作ってしまったんだなと思いました。
 観てもらった人には何かが残ってほしいと思います。
 監督としてはどのキャストも大事なキャラで公開も春とのことですし、オールスター映画として観て欲しいです。