7月18日、アップリンクファクトリーにて『戦−IKUSA−第弐戦 二本松の虎』初日舞台挨拶が行われた。

2005年10月に公開され、大反響を巻き起こした極道映画の問題作「戦−IKUSA−」。前回の「ヤクザがアニメを作る話」に引き続き、「戦−IKUSA−第弐戦 二本松の虎」は「ヤクザがラーメンを作る話」。オンボロ喜多方ラーメン店を再生させようとする御堂一沙の物語に、権力闘争と暴力世界の背景を織り込み、壮大な世界観が描かれている。

本田監督は「民宿に泊まりこんでの撮影でしたが、前作同様撮影後は毎日が飲み会でした。(笑)今回は続編なので、一作目を観てないと分からない部分もあるかもしれませんが、あまり考えずに観てもらえればと思います。(笑)」

一作目を観て気に入り、出演したくて、いてもたってもいられなかったという津田寛治は「一作目のポスタ-見たときに、“コテコテのVシネだなあ。八誠君はこういうのも出来るんだ。”と思ってDVDを観たら、まるでVシネじゃないので衝撃を受けました。(笑)念願叶って出演した作品が公開となって感無量です。」
若きカリスマ・御堂一沙を演じた高野八誠は「前回は銀ちゃんが相方でしたが、今回は権ちゃんと一緒に旅をしています。今回一沙は看板屋でバイトをしていて、初めて看板を塗りながら演技をしていて“俺何やってるんだろう”と思いました。(笑)前回より面白くなっていると思うので、楽しんで観て下さい。」
男性ばかりの出演者のなか、紅一点の安藤希は「女の人が現場にいなくて、居づらいかなと思いましたが、そんなこともなく、楽しく撮影できました。楽しんで下さい。」
旧石組の山科龍真を演じた小沢和義は「前回に引き続き、訳の分からない一沙を引き連れて、物づくりをしています。これでいいのかと思いつつもこの世界観にどっぷりつかってしまっています。(笑)楽な気分で八誠くんの決めっぷりを楽しんで下さい。」
同じく、旧石組の桐野権を演じたのカトーは「今回、一人新しい組員が加わっているのですが、その人にくわれないように頑張ったので宜しくお願いします。」

また、監督からは第3幕の製作も予定されていることが明かされた。御堂一沙は一体どこへ向かってゆくのか…。今後の展開に期待したい。
(t.suzuki)