7月9日(日)、この夏最大の超話題作『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(7月22日土公開)に出演するジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、そしてプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、10日(月)に六本木ヒルズで行われるジャパン・プレミアに出席するため来日した。

彼らの来日の噂を聞きつけ、空港に集まったファンの数はおよそ3,500人。この人数は、ぺ・ヨンジュ来日時の数に匹敵する程で、成田空港では最大級の人数となった。ファンたちは早朝から空港に次々とおしよせ、到着ロビーは多くの若い女性ファンたちで埋め尽くされた。さらに取材に集まった報道陣は60人、そして空港警備を始め映画会社が用意した警備員は総勢150人という異例の事態となった。

最初に到着したのは、7:55のジェリー・ブラッカイマー。そして、次に現れたのが、9:10のオーランド・ブルーム。

全身黒のカジュアルな服装で現れたオーリーことオーランド・ブルームは、歓声をあげるファンたちに甘いスマイルでこたえた。しかし、すでに溢れかえっていたファン達の混乱を避ける為と、到着ロビーの安全確保のため、サインなどのファンサービスは一切禁止に。オーリーは「また日本に来れて嬉しい。みんなにサインしたかった。ファンのみんなには本当に申し訳なかった。」と、残念そうに肩を落としていた。混乱の中でファンから受け取ったプレゼントのTシャツを、車に乗り込む前に自分が着ていたシャツから着替え、ファンを気遣う一面も見せていた。

その数時間後ロビーには到着時の注意を促すアナウンスが頻繁に流される中、ついにお待ちかねのジョニー・デップがゲートに現れると、集まった3,500人ものファンの間から一斉に奇声があがり、カメラのフラッシュが一斉にたかれていた。
お決まりの帽子とサングラスを身につけ、ストライプのシャツにジーンズ、革のジャケットという格好で登場したジョニーは、あまりのファンの多さに少々驚いた様子。この時もファンサービスは禁止されてしまったため、サービス熱心な彼は、ファンに向かって最大限の愛嬌を振りまきながらその場を立ち去った。
ジョニーは立ち去り際、「また日本に来れてよかった。日本のファンの人達に逢えて嬉しかった。ただあんなに大勢の人が待っていくれて、とても驚いた。」と感想をもらした。しかし、ジョニーを目の前で見たファンたちは、感激のあまり次々と泣き出す始末。ある女性は「見れただけでも幸せです。」と、大泣きしていた。

 「パイレーツ〜」は7月7日(金)全米で4,133館という史上3番目の数の劇場で公開をむかえ、初日だけでなんと5,550万ドルをたたきだした。この数字は、初日の最高記録であった『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の5,000万ドルを550万ドルも上回り、全米初日の最高記録を塗りかえた。以前から初日の成績が注目されていたため、業界内では週末で過去最高の1億2,000万ドルの数字をあげるのではないかと、ささやかれていたが、実際の数字はそれすらを上回り1億3,000万ドルを上回るのがほぼ確実になってきている。その他、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、タイの7カ国でも初日をむかえ、それぞれ記録的な成績となった。