ニュージーランド映画祭2006『バナナのように・・・』ロザンヌ・リェン監督舞台挨拶!!
5月11日(木)〜14日(日)の4日間六本木オリベホールで開催されるニュージーランド映画祭2006で上映される、『バナナのように・・・』の監督が上映前に舞台挨拶を行なった。
主人公も監督自身が演じている本作は、恋人と家族という2つの愛情の前に立ちはだかる文化の違いをリアルに捉えている作品。ニュージーランド国際ドキュメンタリー映画祭でも多くの関心を集めた。
「この映画を撮ったときは、多くの人が観たいと思うものではないと思いました。自分が抱えている感情やエネルギーを建設的に表現したいと思ったところから始まったんです。ホームメイドでオーガニックな映画になっていると思います。その時その場で起こっていることを捉えて友人達と作りました。」と語るリェン監督。
また、ニュージーランド国際ドキュメンタリー映画祭での受賞については「なぜポジティブな反応を得られたのかを考えて、それはきっと、最も個人的な真実に光をてらす作品だったからだと思いました。自分の経験に基づいて、主観的事実を誠実に描いていています。」と語った。
「私はパーフェクトな人間ではないですが、最善を尽くしています。自分で何が起こっているのかを理解するために作りました。」
笑顔でそう語ってくれたリェン監督に今後も活躍し続けて欲しい。
(umemoto)