17年前、言いたいのに言えなかった言葉。『好きだ、』初日舞台挨拶!
2月25日(土)渋谷アミューズCQNで『好きだ、』の初日舞台挨拶が行われた。ゲストに『tokyo.sora』を監督した石川寛、主演の宮崎あおい、永作博美、西島秀俊が来場した。
「好きだ、」という一言を言えない17歳の2人、ユウとヨースケの関係はある哀しい出来事で断ち切れてしまう。それから17年後、東京で偶然再会する2人は果たして忘れてきた言葉を伝えることができるのか・・・
17歳と34歳のユウを宮崎あおいと永作博美が、そして瑛太と西島秀俊がそれぞれの年代のヨースケを演じた、17年に渡る純愛を描いたストーリーだ。
舞台挨拶では撮影中のことや、好きだけど「好きだ、」と言えなかったことはあるか?という話題になった。
まず監督は、「この映画に生きている人を残したかった。好きな人に好きと言えない気持ちの揺れをフィルムに残したかった。」とこの作品を撮った気持ちを語った。石川監督自身、10代と30代のとき、好きだけど言えなかったことがあり、本作はそこから考えたものでもあったという。
宮崎は、「私は好きな人の前だと態度に出るタイプなのかはわからないけど、あまり後悔したことはない。」、「この作品が大好きなのでみなさんにも好きになって帰ってほしい!」と語った。
永作は、「撮影中は思いを表現したり伝えたりすることは本当に大変だと改めて実感した。あと、好きだけど言えなかったこと・・・多々ありますね(笑)小学生くらいからチョコレートすらあげられなかった。」
最後に西島は、「登場人物は僕が演じているけど、映画の中にはまったく別の人間が生きている。みなさんも登場人物と一緒にこの映画の時間を生きてください。」と語った。「好きだ、」という言葉については、「34にもなって情けないですけど、あまり言えない。ちゃんと「好きだ、」と言った記憶もあまりない・・・ダメな人なんです(笑)だからこそ、この映画の“言えない”という心情がすごくわかるんです!」とそれぞれの気持ちを語った。
なお、公式サイトには監督が毎日見ている「kokuhaku BBS」というものがある。映画を見終わったあとに「好きだ、」と言えなかったあの頃の自分を思い出したらその思いを書き綴るのも良い。
(sagaQ)
★2月25日、渋谷シネアミューズCQN他全国順次ロードショー!
□作品紹介
『好きだ、 』