2月18日(土)渋谷シネ・ラセットで『イヌゴエ』の初日舞台挨拶が行われた。上映後、主演の山本浩司、馬渕英理可、宮下ともみ、遠藤憲一、監督の横井健司が現れ、挨拶を行った。

犬のペスの声を担当した遠藤憲一は「色々とナレーションはやってきたけど、まさか犬の声をするとは思わなかった。けれど楽しかった。ペスはかわいかったけど、だいたら臭かった(笑)家ではマルチーズを飼ってるので今度はマルチーズの役をしたい。」と語り、主演の山本浩司は「臭気判定士という変わった職業、ドスのきいた声の犬、毎日入れ替わりに来る面白い人たちに囲まれて楽しかった。」と述べた。

映画を作ったきっかけ、キャスティングについて「戌年ということもあって、プロデューサーに‘いぬもの’で感動できるものを作りたいと言われて。作っているうちに単に泣かせるものは違うんじゃないかなと思って調べて、もっと人間っぽいものを作ろうとなったんです。キャスティングには、台本の段階から主役の直喜には‘山本浩司’と書いてあったんです。また、遠藤さんもそうでした。」と答えた。

ペスを演じたブン太くんは肝臓を悪くしてしまい欠席となってしまったのが残念だったが、俳優陣と客席との距離が近かったからかとてもあったかい雰囲気の舞台挨拶だった。
(nagi)

□2006年2月18日(土)、渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー
『イヌゴエ 』