実話に基づいた痛快青春ストーリー『シムソンズ』製作発表記者会見
1998年、長野冬季オリンピックで正式種目に認定された競技、それが「氷上のチェス」と呼ばれるカーリング。
その4年後、北海道のオホーツク海に面した小さな町・常呂町からソルトレークオリンピックに挑んだ4人の少女たちがいた!カーリング女子日本代表=チーム名は『シムソンズ』。彼女達の熱いチームワークに日本中が沸いた!そんな伝説のチーム『シムソンズ』の物語が実話に基づき、2006年トリノオリンピックの熱風と共にスクリーンに甦る!
12月19日、実話に基づく青春ストーリー、映画『シムソンズ』の製作発表記者会見が行われ出演者やスタッフが顔を揃えた。
登壇者は伝説の『シムソンズ』チームを演じた女の子4人、加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬をはじめ、大泉洋、田中圭、松重豊、森下愛子、夏八木勲、スタッフからは製作総指揮の榊原信行、プロデュースの森谷雄、佐藤祐市監督の総勢12名。それぞれの想いをこう語った。
榊原:こうして製作発表の場に迎えられとても光栄。この場を借りて、協力して下さった全ての方にお礼申し上げます。
森谷:実際の『シムソンズ』を4年前に見て非常に魅力を感じた。今回その4人の女の子達が本当に頑張っていた姿をきちんと描けたと思います。
監督:『シムソンズ』チーム当時18歳の女の子達の、どこに向けて良いかわからないエネルギーを描こうという事で今回挑みました。かわいらしいおバカな4人組と、周りを支えてくれた俳優さん達のおかげで作る事ができた映画です。本作が広く世の中に届いてくれたら…と願います。
加藤:北海道の常呂という場所で、つい最近まで撮影してました。町をあげての撮影でしたが、皆さんの温かさに感動しました。
藤井:本作は私にとって映画初出演の映画ですが、その作品がこんなに素敵な映画で嬉しいです。
高橋:最初この4人で仲良くやっていけるか不安でしたが、すぐに打ち解け楽しく撮影ができました。私はこの4人の中では1番年上なので仕切らなきゃ!と思ったんですが、1番年下の七瀬ちゃんが姉後肌で引っ張ってくれたので助かりました(笑)
星井:4人仲良く、現場も楽しく幸せでした。町の人もいい人ばかりで、本作に関われてよかったです。
大泉:僕は北海道在中ですが、僕から見ても常呂は良い意味で本当に何もない町だと思います(苦笑)こうして思い返すと合宿みたいだったなぁ〜と…(笑)僕にとっては映画というよりドキュメンタリーでした!4人の壮絶な戦いを観てほしいです。
田中:僕は北海道と東京行ったり来たりの撮影でした。僕は選手役で上手くなくてはいけなかったので練習を沢山しましたね。一生懸命やったのでぜひ観て下さい。
松重:たまに役者仲間同士で、“今どんな仕事してるの?”なんて話をするんですが、僕がカーリングものをやっていると言うとみんなの食い付きがいいですね(笑)説明したりするんですけど、なんかけっこう気持ちいい事してるなと(笑)楽しい思い出ばかりですね。
森下:トリノの前にカーリングのことがわかってよかったです。常呂はとても神秘的な町でした。白鳥がいたりして。とても本作のロケ地に相応しい場所だなと思いました。
夏八木:この撮影中にトリノのカーリングの代表を選ぶ決勝戦が行われて、そこで初めて間近で見たんです。青森チームと北海道チームが争い、結果は青森チームが勝ったんですけど、小さな町で選ばれたこのチームが来年のトリノに行くのか…と思ったら不思議な気分でした。本作もそれと同じように日本を席巻していければと思います。
女の子4人組は会見中も常に顔を見合わせて撮影当時を振り返り、楽しげに会話をしている姿がとても印象的だった。
スクリーンにもその様子が映し出されているだろう。
(Naomi Kanno)
2006年2月18日より新宿シネマミラノにてレイトショー
◇作品紹介
シムソンズ