総売上数、4000万部!絶大な人気を誇るレーシングコミックの金字塔『頭文字(イニシャル)D』の世界を完全実写化!秋名の峠をドリフト走行で攻める迫力のカーチェイスと、スピードの魔力にとりつかれた若者たちの青春像を描き、アジア各国で大ヒット!香港映画『インファイナル・アフェアー』シリーズのスタッフ&キャストが原作の魅力を最大限に追求した!!

作品の日本公開を9月17日に控え、8月30日、都内にて来日記者会見が行なわれた。大勢のマスコミ関係者が集まる中、アンドリュー・ラウ監督、アラン・マック監督、ジェイ・チョウ、鈴木杏、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウらが登場した。

—— 映画を撮るきっかけはどういうことだったのでしょうか

アラン監督「この作品を初めて知ったのは10年前ですが、まずはテーマが面白いということ、そして主人公がレーサーの才能を持ちながらも、それに目覚めていないという、中国の仏教映画に近いというということ。その2つの要素が魅力的だったので、撮ることになりました」

—— 鈴木杏さんは、ほかのキャストとはどのようにコミュニケーションをとっていたんですか。また、お気に入りのキャラは誰ですか

鈴木杏「コミュニケーションは、片言の英語、日本語、ボディーランゲージ、それと、通訳さんに手伝って貰いました。好きなキャラクターは、拓海君がカッコイイと思いました」

—— 撮影で工夫したのはどういう部分ですか

アンドリュー監督「リアリティーを出すことにこだわりました。スピード感を出すために、実際、設定と同じ位のスピードを出して貰ったり、レースシーンは全て、死を覚悟して臨みました」

—— 映画に出演した印象を教えてください

ジェイ・チョウ「原作のファンで、尊敬する2人の監督、出演者達と仕事をできとても嬉しいです。撮影期間中、映画にのめり込んでいたので、音楽の仕事が後回しになっていまっていたので、その分、今音楽活動を頑張っています(笑)」

鈴木杏「初めての香港映画で、不安でしたがチャンスだと思って頑張りました。現場はとても明るくて楽しかったので、撮影が終わる時は寂しかったです」

エディソン「『頭文字D』を通して、素晴らしい人と共演できて嬉しかったです」

ショーン「中学生の時にコミックを読んでいましたが、まさか自分が出演できるとは思ってもいなかったので嬉しいです」

アンソニー「パート2ができることを信じています」

トウ「若い人達と遊べてよかったです。(笑)また、年上の人からも学ぶ事ができてよかったです」

—— パート2の構想はあるのでしょうか

アラン監督「パート2については、原作のストーリーで、映画では盛りこんでいない部分があるのでストーリー的には作れるが、技術的にはパート1で出し切ったので、ドリフトなどのシーンでの新しい撮影の技術が見つかれば、撮りたいと思います」

—— 演技する上での苦労点はどこですか

ジェイ「レースシーンで、車の前に器材があって、それを壊さないようにするのが大変でした」

鈴木杏「スカートが短かったので、気を使うのが大変でした。今までに演じたことのないキャピキャピした女子高生の役立ったので、新鮮でした」

エディソン「役が自分に似ていたので、苦労はしませんでしたが、撮影中雨が多くて、行くところがなくて苦労しました。(笑)」

ショーン「気温が30度以上の中、皮ジャンで涼しげな顔をしていなければいけないのが大変でした(笑)」

また、アンソニー・ウォンが「可愛い女の子がミニスカートでうろうろしたのが良かったです」と言うのに対し、チャップマン・トウが「この人が、一番のすけべです」などといった冗談が、始終飛び交い、笑いの絶えない記者会見となった。
(T,S)

☆2005年9月17日シネマミラノ他全国ロードショー

□作品紹介『頭文字D THE MOVIE』