文化祭前日に、突然バンドを組んだ女子高生たち
コピーするのはブルー ハーツ!
しかもボーカルは韓国からの留学生!?
本番まであと3日。響子、恵、望、ソン
彼女たちの終わらない歌がはじまる—————

7月20日、青春バンドムービー『リンダ リンダ リンダ』のプレミア&パーランマウムライブがSHIBUYA—AXにて行われた。“パーランマウム”とは劇中のバンド名で、ハングル語で“青い心”という意味。

ボーカルには『ほえる犬は噛まない』『TUBE』で注目を集めており、韓国からの留学生・ソンを演じたペ・ドゥナ。自身の高校時代はバンドやサークルはできず、今回の映画では夢の中の高校時代を体験できたという。ドラムは、撮影1ヶ月ほど前から特訓をし、腕に筋肉がついたという前田亜季。ギターには、女優をしながら音楽にも挑戦したのが初めてという香椎由宇。ベースは実際“Base Ball Bear”でバンド活動をしている関根史織。

会場は青春時代をブルー ハーツを聴いて過ごしたと思われる会社帰りの人から、主人公達と同じく、ブルーハーツが全盛期の頃生まれたであろう若者まで、様々な世代の人々で埋め尽くされた。

『リンダ リンダ リンダ』の上映が終了し、 “パーランマウム”の登場を会場中が期待するなか、学校のチャイムを合図に、4人のメンバー達が登場。映画のタイトルにもなっている「リンダ リンダ リンダ」が始まると観客は総立ちに。

歌い初めは緊張がにじみ出ていたメンバー達も、曲の中盤あたりでは、会場の歓声に徐々に緊張がほぐれたのか、演奏もノってきてさらに会場を盛り上げた。

一曲目が終了し、ペ・ドゥナの「映画を楽しんでもらえましたか!?」という問いに、拍手などで応える観客たち。続いて、映画の中でのシーンと同じようにペ・ドゥナが日本語でバンドメンバーを紹介し。観たばかりのシーンの再現に観客には歓声と拍手が起こった。

2曲目は、映画の主題歌「終わらない歌」。2曲目になると、ペ・ドゥナは歌いながら踊ったり、こぶしをあげたりと、笑顔をみせながら、心から楽しんでいる様子。メンバー達も、観客達と一緒にライブを楽しんでいるようだった。2曲目の演奏が終了し、大きな拍手の沸き起こるなか、メンバーたちはステージ中央に集まり、手をつなぎながらお辞儀。もっと演奏を望む声や拍手に惜しまれつつ、最初で最後の“パーランマウム”ライヴは終了した。
(T,S)

☆7月23日より、シネセゾン渋谷、吉祥寺バウスシアター他、
 全国ロードショー

□作品紹介
『リンダ リンダ リンダ』